和牛ブランドは日本各地に数多くありますが、広島の山あいの庄原市で育てられる比婆牛は、血統と品質の良さから高い評価を受けてきました。現在比婆牛を名乗れる牛は180頭のみ!「休暇村 帝釈峡」で、比婆牛ステーキ丼を食べてきました。


比婆牛ってどんな牛肉?

比婆牛は、長い歴史のなかで、天皇杯という畜産で日本一の評価を得たことがある、由緒正しき和牛です。

そのルーツは、昭和に交配を重ねてつくられた優れた系統牛の「あづま蔓(つる)」にあり、さらに遡ると、日本最古の蔓牛である明治の「岩倉蔓」に行きつきます。

比婆牛の肉は、「深いコク、上品な香り、豊かな風味、やわらかな舌触り、繊細な味わい」(引用:庄原市ホームページ)が特徴とされています。

最近、その品質の高さから国認定の地域ブランドに登録されました。今後はもっと一般に知られていくことが予想されます。

休暇村 帝釈峡の「比婆牛ステーキ丼」実食

「休暇村 帝釈峡」の「高原のレストラン」にやってきました。窓の外はパターゴルフ場で、緑の芝生が広がっています。遠くには、雲がかかる姿が特徴的な中国山地が見えます。

「比婆牛ステーキ丼」は、サイズが2種類。ステーキ100gが2,700円(税抜)、60gが1,600円(税抜)で、漬物・味噌汁付きです。初めていただく比婆牛はいかに!?


こちらは100gのステーキ丼です。

ステーキを口に入れると、ほんのり野性味のある牛肉本来の香りがあり、噛みしめるたびにじわじわとうま味が出てきます。赤身のもも肉なので、サシが沢山入ったコッテリ感はありません。しっかり焼いているのに、決して固くはなく、しっとりしています。和牛ですが、どこかイギリスのアンガスビーフのような香りで、外国人にも好まれそうに思いました。

そして、少し酸味のある醤油ベースのソースが絶妙でした。漬け込んでから焼いているのか、よく味がしみています。敷き詰められたタクアンとの相性も抜群で、柚子胡椒や温玉など、日本人の好きなものが色々入っていました。はっきり言って、期待以上!

お腹が空いていたし、すごく美味しかったですが、女性には100gはちょっと多いようです。


タクアンの黄色が華やかな、ステーキ60gサイズでも、充分幸せになれます。

「休暇村 帝釈峡」の敷地内では、芝生に石灰岩ゴロゴロしている、珍しい景色が楽しめるので、そちらも楽しみにしていてください。


休暇村 帝釈峡 高原のレストラン
所在地:庄原市東城町三坂962-1
電話番号:08477-2-3110
営業時間:【ランチタイム】11:30~13:30
HP:https://www.qkamura.or.jp/taishaku/facilities/


(参考)
庄原市
山陽新聞
農林水産省

休暇村帝釈峡の「比婆牛ステーキ丼」