10月21日から11月7日までの18日間は、秋の土用と言います。土用と言うと夏の土用の丑の日が有名ですが、夏以外にも、春、秋、冬にもあるんです。実は、この土用には、やってはいけないことがいっぱい!今回は、秋の土用の過ごし方についてご紹介します。

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Q 土用ってなに?



A 立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間のこと
土用とは、中国の陰陽五行説に由来する暦の節目のこと。夏が特に有名ですが、それだけに限らず各季節にあり、それぞれ立春、立夏、立秋、立冬の前の約18日間、もしくは19日間を指します。最初の日を土用入り、最後の日を土用明けといい、2019年の秋土用は10月21日が土用入り、11月7日が土用明けになります。


Q どうして土用と呼ぶの?



A 陰陽五行説からきています
陰陽五行説には、木、火、金、水、土があります。それぞれの季節と陰陽五行説を当てはめ、春は木、夏は火、秋は金、冬は水とされました。ただ、土が残ってしまったので、それぞれの季節の終わりの期間に土を当てはめたと言われています。そのため、この期間を土用と言います。ちなみに、「用」と言う字には「働く」という意味が。


秋土用の過ごし方

■土いじりをしない!



土の神様の怒りをかってしまうかも!
土用の期間は、土を司る土公神(どくしん)が支配するため、土を動かしてはいけないとされています。家の基礎工事などはもちろん、ガーデニングなど、土に触れたり、掘り起こす作業は一切行わないようにしましょう。できれば公園などに行っても、芝生に直接座ったり寝転んだりせず、レジャーシートを敷くようにした方がいいかもしれません。


■新しいチャレンジをしない



自分の地盤になることに変化を起こさない
土用の期間は不安定になるため、運気を逃しやすく、大凶になると言われています。そのため、土用の期間は、転職や結婚、入籍、引越しなど、大きな変化は起こさないようにしましょう。


■北西には行かない



北西への長距離移動、旅行は避けて!
土用期間中は、土用殺と言う凶方位が発生します。春、夏、秋、冬でそれぞれ凶方位が異なり、秋土用では北西になります。秋土用期間中は、北西に長距離移動したり、旅行をするのは避けましょう。


■家でゆったり過ごす



体を休めて美味しいものを食べて
秋土用の期間は、夏の疲れが出やすいとき。胃腸の働きが弱まっていて、内臓もダメージを受けています。出歩いたりせず、家で消化の良いものを食べ、冬を乗り切る体力をつけるのがいちばん!ゆっくりとお風呂に入るのもおすすめです。

土用の期間は、やってはいけないことがいっぱいあります。ぜひ無理をせず、家でゆったりと過ごしましょう。どうしても新しいことを始めないといけなかったり、北西に行かなければいけないときは、間日といって土公神が地上からいなくなる日を狙って行いましょう。ちなみに秋土用の間日は、10月25日、27日、29日、11月6日の4日間です。

文/水浦裕美
(andGIRL)

10/21〜11/7は秋の土用♡やっちゃダメな事が沢山ある期間の過ごし方まとめ