犬(Manuel-F-O/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

飼い主への忠実な姿と高い知能で多くの人間に愛されてきた「犬」という動物。犬を抱きしめると心がほっこりすると言う飼い主は多いが、時には感動的な姿で涙させることも…。

■監視用ビデオカメラを設置

無類の動物好きが集まるFacebookのあるコミュニティで今月13日、台湾のある男性が飼い犬と自分の間にある温かい絆や信頼関係についてつづり、世界中の愛犬家を感動させた。

男性が外出すると自宅で1日中お留守番となる愛犬の「アジ(Aji)」。その行動が気になった男性はある日、室内に監視カメラを設置してみたという。

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■ある場所を離れない愛犬

男性はそのしばらく後、外出先から自宅内の様子を確認。すると監視カメラが捉えていたのは、大好きなご主人の帰りをひたすら待つアジの姿だった。

水を飲んだり排尿したりする時は別として、アジはご主人が出て行ったドアの開口部に鼻を寄せるようにして、そこで何時間にもわたり「お座り」のポーズを続けていたことが判明したのだ。 

■自宅に飛んで帰った飼い主

Facebookに公開されたその動画に感動する愛犬家たち。こんなコメントがたくさん寄せられた。

「すぐに家に帰って、アジくんを抱きしめてあげて」

「彼はあなたが戻ってくる瞬間をただ待っているのね」

「うちの犬は『静かでいい』とずっと昼寝だよ。違うもんだなぁ」

男性はもちろん自宅に飛んで帰り、愛犬アジを強く抱きしめたという。

■捨て犬だったアジ

男性がアジを飼い始めたのは今年8月のことだった。誰に捨てられたのか、公園をさまよっている姿があまりにも哀れで思わず保護。動物病院での健康観察やワクチン接種などを経て、アジは彼の同居人となったという。

そのFacebookのコミュニティで、男性を含む愛犬家たちは「犬は飼い主を心から慕い、頼りにしています。どうか必ず責任をもってかわいがって」と訴えている。アジを捨てた元の飼い主にもそれが届けばよいのだが…。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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