インテルは20日、セリエA第8節でサッスオーロのホームに乗り込み、4-3で勝利した。

開幕から全勝だったインテルは前節、ユベントスとのイタリアダービーに1-2で敗れ、今シーズン初の黒星。立て直しが求められる今節は、負傷のセンシに代わり、ガリアルディーニが起用された。

司令塔を欠くインテルだったが2分、右CKの流れからブロゾビッチがルーズボールを回収してボックス左へパス。ボールを受けたL・マルティネスが中に切れ込み、右足のコントロールシュートを放つと、ゴール右隅に吸い込まれ、先制に成功する。

その後、13分にL・マルティネスが決定機を逸したインテルは16分に失点。バイタルエリア右でボールを受けたベラルディにボックス右への侵攻を許す。そのままシュートを放たれると、ゴール左に決まり、試合を振り出しに戻された。

追いつかれたインテルは、26分にボックス右外から供給されたカントレーバのクロスからファーサイドのL・マルティネスがゴールネットを揺らす。だが、ニアサイドに飛び込んだルカクファウルを取られてノーゴールの判定に。すると逆に33分、カプートにディフェンスの背後を取られて、ゴールに流し込まれた。しかし、オフサイドの判定が下され、インテルも助けられる。

サッスオーロのパス回しに対して、奪いどころが見つけられなかったインテルだが、それでも38分に勝ち越す。デ・フライの縦パスをボックス中央で受けたルカクが相手DFを背負いながら反転。ゴール右隅に蹴り込み、再びリードを手にする。

さらにインテルは45分にボックス内でL・マルティネスが倒されてPKを獲得。このチャンスをルカクが冷静に沈めて、サッスオーロを突き放した。

2点リードで試合を折り返しインテルは51分と55分にL・マルティネスが決定機を迎えるも、共に生かしきれず。それでも、70分にバレッラが倒されてPKを獲得すると、再三のチャンスを仕留めきれなかったアルゼンチン代表FWがゴール右に流し込んで、リードを広げた。

試合を決定づけたかと思われたインテルだったが、サッスオーロの反撃を受ける。74分にボガのパスを受けたジュリチッチに1点を返される。さらに、81分にもボガに単騎突破を許すと、そのままゴール右に流し込まれて、1点差に迫られてしまう。

その後もサッスオーロの猛攻に遭うインテルだが、何とか守り切り、4-3で逃げ切りに成功。今季最多失点となったものの、首位・ユベントスを勝ち点「1」差で追走している。

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