ローマは20日、セリエA第8節でサンプドリアとのアウェイ戦に臨み、0-0で引き分けた。

前節カリアリ戦では厳しい判定が目立ち、引き分けに終わった5位ローマ(勝ち点12)は、フォンセカ監督がカリアリ戦での主審侮辱行為によりベンチ入り禁止となった中、ジェコをベンチスタートとし、カリニッチをスタメンで起用した。

昨季終盤、ローマを率いていたラニエリ監督が就任した最下位サンプドリア(勝ち点3)に対し、[4-2-3-1]で臨んだローマは最前線にカリニッチ、2列目に右からクライファート、ザニオーロ、フロレンツィ、中盤センターにクリスタンテとヴェレトゥを据えた。

そのローマがボールを握る展開で立ち上がったが、7分にアクシデントクリスタンテが股関節を痛め、代わってパストーレがそのままボランチに入った。

早々にアクシデントに見舞われたローマは9分、ベレシュインスキのミドルシュートでゴールを脅かされると、その後は膠着状態を強いられる。

引き続きローマがボールを持っていたものの、サンプドリアの守備を攻略できずなかなかシュートシーンが生まれない中、前半終盤にも負傷者を出してしまう。カリニッチが左足を痛め、ジェコとの交代を強いられた。

ゴールレスで迎えた後半、ローマが圧力をかける入りとするも、やはりシュートには持ち込めない。

引き続き膠着状態が続いた中70分、CKの流れからデパオリに強烈なボレーシュートでゴールを脅かされたローマは、75分にペロッティを投入。83分にはパストーレが際どいミドルシュートを放つも、86分に退場者を出してしまう。クライファートが2枚目のイエローカードを受け、退場となった。

結局、試合を通して決定機を作れなかったローマはゴールレスドローに終わり、リーグ戦2試合連続引き分けとなっている。

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