2019年10月20日ラグビーワールドカップの日本対南アフリカ戦で、ミャンマー最大都市ヤンゴンではレストラン「スカイビストロ」にラグビーファンら約100人が集まり、日本代表に声援を送った。前半にトライに迫ると大きな歓声が上がったほか、後半に南アに攻め込まれた際には、祈るような声援が飛んだ。

 イベントには、ヤンゴンの日本人ラグビーチームの関係者らを中心に、ミャンマー人や欧米人も参加した。ヤンゴンに出張中のIT企業勤務の男性(47)は、ミャンマー人の部下を連れて観戦。終了後に「ノートライで負けてめちゃくちゃ悔しい。でもこの試合がヤンゴン出張中に観られてよかった」と話した。ラグビーチームに属している男性ビジネスマンは家族連れで参加した。「体力の限界まで力を尽くして負けたのだと思う。子どもにいい夢をあたえてくれた」と振り返った。

 ヤンゴンではこの日、ほかの日本料理屋などでも観戦イベントが開催され、ヤンゴン在住の邦人らが声援を送った。

日本代表のプレイを見守るファンら(ヤンゴン、撮影:北角裕樹)