日本の教育制度は中国で高く評価されている。国民の誰もが最低限の学校教育を受けることができ、全国どこでも学校教育の質が均等化されていて、教育にかかる金銭的負担も大きくはない。

 しかし、中国人からすると不可解な点が1つだけあるという。それは「日本人が英語を話せない」という点だ。中国メディアの今日頭条は18日、日本は中国と同じように「教育を大切にする国」であり、英語教育も行われているというのに「日本人の英語力が低いのは不可解だ」と疑問を投げかけた。

 記事は、中国の英語学習の状況について「小学校から大学まで、学生たちにとって英語学習は必須」であり、学生間の競争が激しいため、子どもが幼少の頃から外国人家庭教師を雇って、子どもに英語の発音を学ばせる家庭も少なくないと紹介。確かに中国では外国に留学経験がなくても、非常に流暢な英語を話せる人が少なくないほか、英語に限らず学校教育しか受けていないのに日本語を上手に操る人も多い。

 続けて記事は、日本では小学校の教育課程に英語が組み入れられたのは近年になってからであり、しかも、英語の学習難度も中国よりはるかに容易であると指摘、日本の大学生の英語力は「中国の中学生と同程度ではないか」と主張。

 さらに、日本人の英語は「ジャパネーズイングリッシュ」という言葉があるとおり「決して流暢ではなく、発音が違っているため聞き取れない」こともあることを紹介し、日本人は教育を重視しており、英語の教育も行われているというのに「日本人が英語を話せないのは本当に不可解である」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

日本は教育を大切にする国なのに「日本人の英語力の低さは不可解」=中国