キングコング(梶原雄太、西野亮廣)のYouTubeチャンネル『毎週キングコング』が20日更新。カジサックの動画出演料を明かす一幕があった。

 カジサックとは、梶原がYouTuberとして活動する際に名乗っている名前。動画内で時折、芸人を招いてトークや企画を行っているのだが、2日に放送された『有吉の壁』(日本テレビ系)でチョコレートプラネットの長田庄平の「カジサックの動画はギャラが安いから出たくない」発言を受けて、動画のギャラについて語った。

 そこで梶原は、チャンネルを立ち上げた頃を回顧。当時は収益がないものの、芸人に出演してもらう際に、出演料を支払わないのは良くないと判断。劇場に出演する際のギャラと同じ額で交渉することにしたという。梶原は、登録者数が増え、再生数も伸びたことから収益が上がっているものの、今更ギャラを変えるのはいかがなものか……と西野に相談を持ちかけた。

 西野は「(収益がない頃に出演した芸人は)気持ちで出ている」としながら、梶原的に気持ち悪いのだったら、ギャラを上げた差し引き分をこれまで出演してくれた芸人に渡すべきだとコメント。さらに、お金については梶原は絡むべきではなく、別の人物や会社に頼む方が良いとアドバイスを送った。

 「劇場ギャラは芸人によってまちまち。数千円〜数万円程度です。拘束時間はとられるものの、稼働自体は10分程度なので、見合っているとは思います。もちろん、もっと欲しいという芸人の気持ちもわかりますがね。一方、カジサックの動画は、10分〜30分程度に収められますが、基本的には1時間程度カメラを回していますし、撮影場所である彼の自宅まで行く時間、打ち合わせ時間などを考慮すると、長田が言うように“安い”と感じる芸人もいるかもしれません。さらに、梶原と関係性がない芸人は、YouTubeに対して梶原ほどアツい気持ちがないため、嫌がられることもあるのでしょう。現に梶原自身も“断られることもある”と話していました」(芸能ライター)

 しかし、“ギャラが安い”や“面倒”という理由から出演を拒んでいる芸人に対し、有識者は「非常に浅はか」だと語る。

 「出演を拒んでいる芸人は、目の前の金のことしか考えていないようですが、YouTube出演は今やテレビよりも効果が大きいと言われています。特にカジサックのチャンネル登録者数は100万人を超えています。現在も動画がアップされれば10万から多いもので400万回再生されます。そこで芸人の力を見せつければ、次の仕事にも繋がるし、好感度も高まります。カジサックのコンセプトがイヤでないのならば、出るべきだとは思うんですけどね」(同上)

 梶原は、これから出演ギャラについても考えていくという。出演を拒んでいる芸人は、テレビや劇場にこだわるのではなく、将来を見据えて、もっと広い視野で世界を見た方が良いのかもしれない。

キングコング・梶原雄太(カジサック)