10月19日(土)、2019年「あかりの日」全国小学生ポスターコンテスト表彰式が東芝未来科学館で開催され、スペシャルゲストとしてNHKの人気番組『チコちゃんに叱られる!』のキャラクター・チコちゃんが登場した。

【写真を見る】最優秀賞を受賞した石丸輝莉さんにお祝いの言葉を贈るチコちゃん

10月21日は、トーマス・エジソンが世界で初めて実用的な電球を発明したことを記念し「あかりの日」とされている。同コンテストは、全国の小学生に「あかり」をテーマに、無駄のない「あかり」の使い方やアイデアをポスターを通じて考えてもらうという趣旨で開催されており、今年は1000通以上の応募があったという。

表彰式には最優秀賞を受賞した石丸輝莉さんが登壇。石丸さんは「あかりと聞いた瞬間に電球と街の夜景を思い出して、それを組み合わせてあかりを表現しました。最優秀賞をとれると思っていなかったのでとてもうれしいです」と受賞の感想を語り、チコちゃんからは「輝莉さん、おめでとー!」と祝福の言葉が送られた。その後、小学生たちとチコちゃんの集合写真の撮影が行われた。

イベント中、チコちゃんあかりの日にちなみ「なんでLEDのあかりには虫が寄り付かないの?」と質問。正しい答えを知らなかった司会者に「ボーッと生きてんじゃねえよ!」と、番組でおなじみの決め台詞が飛び出す一幕も。その後、チコちゃんはその理由を「LEDに虫がよりつかないのは人にも虫にも優しい光だから」と解説。日本照明工業会の平岡敏行会長も「LEDには虫が好きな紫外線が少ないからですよ」と補足し、イベントに参加した小学生たちは興味深そうに耳を傾けていた。

また同イベントでは、10月21日からスタートする「あかりに無関心だとチコちゃんに叱られる!?」キャンペーンの概要についても発表された。同キャンペーンはあかり文化向上をはかるとともに消費者のあかりへの意識変革を意図したもので、スペシャルサイトやポスターでの情報発信や、チコちゃんのトートバッグがもらえるプレゼントキャンペーンなどを展開する。

日本照明工業会の平岡会長は「LEDは省エネにつながり、さまざまな場所で活躍していますが、まだまだ普及が足りない状態でもあります」と話し、「こうした活動を通して幅広く隅々の方に認知していただけるよう努力していきたいと思います」と、さらなるLED照明普及への抱負を語った。(東京ウォーカー(全国版)・国分洋平)

第19回全国小学生ポスターコンテスト表彰式の様子