この頃は衣食住の分野において、「ナチュラル」を売りにしているブランドメーカーを多数見かけます。それはコスメの世界も同じ。

堅実女子の皆さんは、ナチュラルコスメと聞いて何を連想しますか?日本にはナチュラルコスメの法的基準は存在しないため、それぞれのメーカーの判断基準にゆだねられますが、概ねナチュラルを打ち出しているところは、無添加だったり、植物など自然由来の美容成分が配合されていることが多いようです。わずかな配合でもナチュラルと表現されている場合もあり、選ぶ側としてはなかなか難しいところ。

今回は、特に植物由来にこだわった、最新ナチュラルコスメブランドを3つご紹介しますね。

1.ストレスとゆらぎを解く「do natural(ドゥーナチュラル)」

「やさしさ=処方のちから」という考えのもと、天然由来成分90%以上で作られ、今年の夏デビューしたばかりのブランドがドゥーナチュラルです。肌も人生も大きく変化することで、ストレスも増えるミレニアル世代に向けて開発されたそう。

興味深いのが、天然成分90%以上というところ。もちろん100%で開発することも可能なのですが、100%にこだわると品質が安定しにくく、肌へのリスクが高くなることもあるから、あえて90%にしているのです。ストレスによって、いつもと違う肌状態のときにも安心して使えるものを目指したための配慮です。

ゆらぐ肌を根本からケアして健やかな肌に導くための処方には、不安定な状態の角質バリアをサポートする米由来グルコシルセラミドを採用。また、保湿して潤いを逃さない希少植物であるスイゼンジノリ多糖体とヒアルロン酸、肌を土台から潤すアシタバエキスが効果的に配合されています。肌に不要なものは徹底的に使わないため、石油系界面活性剤、着色料、パラベン(防腐剤)、合成香料、アルコール、鉱物油、シリコンは不使用です。

処方の力にこだわったドゥーナチュラルは、1800円~2600円(すべて税抜)と、手にとりやすい価格帯もうれしい。

洗顔後のお手入れも、化粧水、美容液、乳液(もしくはクリーム)の3ステップなので、毎日のケアで大変ということもありません。天然精油100%のリラックスハーバルブーケの香りは、ストレスの抑制効果があるそうです。毎日のことなので、お肌のコンディションを守るのはもちろんですが、香りで心地よくなれることも大切ですね。しっとりタイプとよりしっとりタイプの2タイプで、自分のお肌の状態に合わせて選べます。パッケージには、バイオマスプラスチックや再生プラスチックが採用され、環境への負担をできるだけ軽減する配慮も。地球にも、私たちの肌にもやさしいスキンケアです。

do natural https://www.donatural.jp/

2.肌の基礎力・免疫力をアップしてブレない肌へ導く「CERAPLE(セラプル)」

述べ14万人以上もの女性の悩みに耳を傾けてきたビューティープロデューサーの平野宏枝さんが、研究機関とともにスキンケア開発を行なって誕生したのが、こちらのブランド「セラプル」。平野さん自身、お肌のトラブルが多かったことから、スキンケアには人一倍敏感で気を遣っていたそうです。そんな時に出会ったのが、天然ヒト型セラミド。セラミドとは、肌の角質細胞同士をつなぐ成分で、肌の水分蒸発を防いでくれています。人の肌にあるセラミドと同じ構造を持った潤いによるバリア機能が高い天然ヒト型セラミドを、天然由来の麹から抽出し、配合してこのブランドのスキンケアアイテムが作られています。

セラミド配合という言葉は多く見かけますが、合成セラミドの3倍、植物セラミドの15倍もの保水力を持ち、潤い効果を保ってくれるのが天然ヒト型セラミド。加齢に伴い減少してしまうものなので、しっかりチャージしたいですね。ブランドデビュー時は、ラグジュアリーオイルセラムのみというシンプルケア。洗顔後は、これ1本でOK。ブースターであり、美容液であり、化粧水の役割も果たしてくれます。ただ、目の周りだけは、乾燥が気になるかも?などの声にこたえて、この秋デビューしたのが、アイゾーンオイルバームです。

ラグジュアリーオイルセラム 8,800円/アイゾーンオイルバーム 7,700円(すべて税抜)

セラムがバランスを整えるのに対して、バームはチャージの役割を担います。リッチなテクスチャーで潤いのある目元をキープしてくれますよ。キメを整える効果も期待できるので、目の周りの小じわのほか、毛穴ケアにもおすすめ。米粒1つ分くらいで、スーッと伸びて浸透していく感じがします。アマゾン地域で暮らす人々の美容と健康のために愛されているカカイナッツオイルのほか、研究機関で証明された今できる自然由来のセラミドすべてが配合されています。エビデンスを持つサイエンスと、植物まるごとの力が融合したシンプルスキンケアです。

CERAPLE https://www.hiroecosmetics.com/

3.植物をそのまままるごと使用した「NEMOHAMO(ネモハモ)」12月デビュー

オーガニックでスキンケアを作るなら、植物の恵みすべてを取り入れたオーガニック製品をと研究開発されたのがネモハモです。ブランド名を聞いて想像できた方も多いかと思いますが、植物の根も葉も茎も花も実も、植物丸ごとの力を肌へ届けようという化粧品で、2019年12月に発売が始まります。

厳しい自然環境を生き抜く植物をまるごと低温真空抽出法でエキス化し、良質な植物の酵素、ビタミンミネラルなどを活かしながらフレッシュなまま製品化。コメヌカ、ツバキ、ホホバ、ユズなど、約20種類の素材は、有機JAS認証を受けた自社農園(里山)などで生育しており、土壌、育て方、副産物の利用法など、原材料から製造工程、販売まですべてのプロセスを確認し、明らかにすることで、製品のトレーサビリティも保証されています。キー成分となる素材は、一般的に滋養強壮や動脈硬化に良いとされるジンセノサイド成分を多く含む万能薬とされてきたオタネニンジンです。ひげ根も葉も茎もエキス化し、配合されているそう。

予定価格は、3,000円から6,000円(税抜)詰め替えレフィルも発売予定。

非加熱で抽出される成分は、絶妙なバランスで配合されるため人工的な防腐剤を使用せず、自然のバランスで保存できる状態に。スキンケアラインだけでなく、シャンプーやトリートメントも展開予定です。

スキンケアラインは、クレンジングオイル、洗顔ソープ、ブースターオイルローションフルバリア美容液と、こちらもシンプルケア。ブースターは伸びが良く、もしかしたらこれだけでOKと思うほどしっとりします。その後、ローションを使いますが、いわゆる保湿ローションとは違い、さっぱりしたテクスチャーですが、ブースターのおかげでどんどん肌に浸透する感じがしました。最後は、バリア美容液で仕上げです。

容器の素材もサトウキビ廃材やリサイクルペーパー、非木材紙など、サスティナビリティにこだわっています。植物を育てるところから製品まですべての工程をオープンにして、農園見学も可能にする予定なのだとか。12月デビューが楽しみですね。

NEMOHAMO https://nemohamo.com/

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どのブランドも、それぞれ植物の力を使って独自のアプローチをしています。もしあなたが食べ物と同じように、肌をケアするコスメもナチュラルなものがいいと思ったら、ぜひ手に取ってみては?

取材・文/林 ゆり

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