10月20日京都競馬場で行われたG1・菊花賞は、3番人気の武豊騎乗ワールドプレミアが経済コースを通って抜け出し同馬はG1初制覇となった。また鞍上の武豊騎手は「昭和」「平成」「令和」の3元号でJRA・G1勝利を達成した。

菊花賞、勝利ジョッキーコメント
1着 ワールドプレミア
武豊騎手
「良いレースが出来て、馬が本当に一生懸命走ってくれましたね。馬の状態は本当に良かったですし、枠順も良かったので、勝てるレースをしようと思って、良いレースが出来ましたね。(プラス12キロは成長分でしたか?)そうだと思います。調教しっかりやれてのこの馬体重だったので、ようやく本格化したのかなと思います。今日もちょっと入れ込んでいましたし、まだまだ改善したいところはあるんですけど、レースはスタートも出てくれて道中もしっかりと折り合いをかくこともなく、またズブくなることもなく、上手に走ってくれました。春はクラシック出れなかったんですけど、最後の一冠間に合ってこうやって勝てて、僕自身も久しぶりの菊花賞ですし嬉しいですね。ディープインパクト産駒ということでそういう意識がありましたし、良かったですね。最年少と最年長記録を取れたので嬉しいですね。今日は本当に強いワールドプレミアを見せることが出来て、僕自身も久しぶりのG1で非常に嬉しいです。ありがとうございました」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 20日、京都競馬場で行われた11R・菊花賞(G1・3歳オープン・芝3000m)で3番人気、武豊騎乗、ワールドプレミア(牡3・栗東・友道康夫)が快勝した。クビ差の2着にサトノルークス(牡3・栗東・池江泰寿)、3着に1番人気のヴェロックス(牡3・栗東・中内田充正)が入った。勝ちタイムは3:06.0(良)。

 2番人気でC.ルメール騎乗、ニシノデイジー(牡3・美浦・髙木登)は、9着敗退。

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【菊花賞】武豊「久しぶりのG1」ワールドプレミアがV!武豊は3元号G1制覇
(C)Yushi Machida

 皐月賞馬、日本ダービー馬が不在となったクラシック3冠最終戦となる菊花賞を制したのは、武豊騎乗のワールドプレミアだった。これまでは後方一辺倒のレースぶりだった同馬だが、このレースではスタートから一変。ゲートを飛び出してスムーズに先行争いに加わると、6、7番手のインという絶好のポジションでじっくりと脚を溜めた。直線まで経済コースを通ってバラけた馬群の間から先頭に躍り出るとそのままゴールへ飛び込んだ。まさに人馬一体、武豊騎手の手綱さばきとワールドプレミアの懸命な走りが相まって、勝利を掴み取った。

ワールドプレミア 6戦3勝
(牡3・栗東・友道康夫)
父:ディープインパクト
母:マンデラ
母父:Acatenango
馬主:大塚亮一
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 ワールドプレミア
2着 サトノルークス
3着 ヴェロックス
4着 ディバインフォース
5着 メロディーレーン
6着 レッドジェニアル
7着 タガノディアマンテ
8着 カウディーリョ
9着 ニシノデイジー
10着 ヒシゲッコウ
11着 ホウオウサーベル
12着 メイショウテンゲン
13着 ザダル
14着 ナイママ
15着 ユニコーンライオン
16着 シフルマン
17着 ヴァンケドミンゴ
18着 カリボー

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