ブルガリアサッカー連合(BFU)がゲオルギ・デルメンジエフ氏(64)のブルガリア代表監督就任合意を認めた。BFUの副会長を務めるヨルダン・レチコフ氏が21日に発表した。『ロイター通信』が伝えている。

ブルガリアは14日にホームで行われたユーロ2020予選グループA第8節のイングランド代表戦で相手選手に対して、一部サポーターによる人種差別行為が発覚。試合は前半だけで2回も中断した。

この騒動を受け、BFUの会長を務めるボリスラフ・ミハイロフ氏が辞任を表明。そして、18日には成績不振を理由にクラシミール・バラコフ前監督(53)の辞任が発表されていた。

混迷極まる中でBFUがブルガリア代表の新指揮官に選んだのは、国内の強豪ルドゴレツを率いた経験を持ち、直近はカザフスタンのオルダバス、国内のレフスキ・ソフィア指揮官を歴任していたデルメンジエフ氏。

なお、ユーロ2020予選グループAで4敗3分けの最下位に沈むブルガリアは、11月17日に予定される最終節のチェコ代表戦で今予選の初勝利を目指す。

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