アーセナルを率いるウナイ・エメリ監督が、若手を積極的に起用する理由を明かした。イギリススカイ・スポーツ』が伝えた。

昨夏にアーセン・ヴェンゲル氏からのバトンを受け取り、アーセナル指揮官に就任したエメリ監督。昨シーズンから起用しているMFエインズリー・メイトランド=ナイルズ(22)やロブ・ホールディング(24)に加えて、今シーズンはMFジョー・ウィロック(20)、FWブカヨ・サカ(18)といった英国産の有望株を積極的に起用している。

その背景にはアーセナルを再びタイトル争いに戻すうえで若手の育成が最も重要なプロセスになるとのスペイン指揮官の考えがあるようだ。

「我々は、毎試合より良いプレーができている。それは一つのプロセスだ。若手を少しずつ起用して(目標とする)パフォーマンスを達成させる。それが回数を重ねるにつれて自信と経験を彼らに与えている」

「例えば、ブカヨ・サカは成長を続けている。そして、それが我々の助けとなり、良いパフォーマンスに繋がっている。ただ、彼がより成長していくには多くのステップを踏んでいく必要がある。それは他の選手も同様だ」

「これは彼がチームのために最高のパフォーマンスを与えるうえで最善の方法だと思う。適度なプレー機会がよりパフォーマンスを上げることに繋がる。それも1つのプロセスだと思っている」

「我々にとって、毎試合競争力を発揮することはとても重要だ。現時点では競争力があると思う。それこそ我々がより良くプレーできる形だ」

「競争力があれば、いろんなシチュエーションに合わせて様々な選手を起用することができる。スキルの高い選手、プレッシングやトランジションに長けた選手というようにね。もちろん、チームの一員として、強いメンタリティを持っていることが前提だ。そういった使い分けが可能になれば、常に競争力とチームとしての一貫性を毎試合保つことができる」

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