ジダン監督の退任を見越してモウリーニョ氏と接触か、スペインメディア報道

 リーガエスパニョーラで2位につけながらもジネディーヌ・ジダン監督の退任が囁かれているレアル・マドリードは、すでに現指揮官がチームを離れることを見越し、昨季途中までマンチェスター・ユナイテッドを指揮していたジョゼ・モウリーニョ氏と会談を行ったようだ。スペインメディア「フットボールエスパーニャ」が報じている。

 昨季途中に再びレアル指揮官に就任したジダン監督は、今夏の移籍市場で多くの補強を敢行。リーガエスパニョーラこそ2位につけているが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では2試合を終えて1分1敗で最下位に沈んでいる。

 また週末のリーガエスパニョーラ第9節では、日本代表FW久保建英の所属するマジョルカを相手に0-1で敗戦。現状の成績に納得していないクラブ上層部は、ジダン監督を解任するのではないかという噂も広がっている。

 そんななか報道によると、レアルは次期監督候補としてすでに接触した人物がいるという。それが10年から13年までレアルで指揮を取っていたモウリーニョ氏だ。モウリーニョ氏と言えば、昨年の12月にユナイテッドを解任されたばかりで、現在は次の就職先を探していると伝えられている。また、レアルの会長を務めるフロンレンティーノ・ペレス会長とも密接な関係を続けているとされ、今回の報道の信憑性を高めている。

 モウリーニョ氏はレアル監督時代、178試合で128勝を挙げ、12年にはリーグのタイトルも獲得。ジダン監督退任の動きが加速するならば、モウリーニョ氏の復帰も現実味を帯びてきそうだ。(Football ZONE web編集部)

ジダン監督の後任にモウリーニョ氏が浮上か【写真:Getty Images】