never young beachが、映画『ロマンスドール』の主題歌と劇中歌を手掛けていることがわかった。

 2020年1月24日から全国公開される映画『ロマンスドール』は、タナダユキの同名小説をもとにした作品。ラブドール職人の北村哲雄と、北村に恋をして結婚した妻・園子の日々を描く。高橋一生不器用さと複雑さを併せ持つ主人公・北村哲雄役、蒼井優が秘密が打ち明けられない妻・園子役を演じる。原作者のタナダユキが脚本・監督を務めた。

 never young beachの起用について、タナダ監督は「never young beach を知ったのは3年近く前のこと。いつか何かの映画で主題歌をお願いしたいなとずっと思っていて、ようやくそれが叶いました」とコメント。主題歌と劇中歌を書き下ろしたnever young beachは「愛するということは許すということなのかな。そんなことを思い作りました」と語っている。

◎never young beach コメント
自分たちのつくった曲が映画館で流れるという経験がないのでワクワクしました。映画の本編が終わり、エンドロールを観ながらエンディングの曲を聴いている時間が実は一番脳みそから何か出ている気がするんです。見終わってジュワーといろいろ実感するというか。あの時間に自分たちが関われるなんて。そんな気持ちがあったので主題歌のオファーを頂いた時は単純に嬉しかったです。
映画から受けた印象は、余白があって、凄く素朴。だからこそ役者さん、音、映像、様々な個性を感じられました。
人間、誰かを愛しても様々なすれ違いがあると思います。ベストな状況は少しの間。日々の中、互いに変わっていき、ぶつかる。それでいいと思うんです。正しさだけが人を救うわけじゃない。疲れちゃう。どんな状況になっても受け入れ、楽しみ、互いの違いを理解出来たら。
愛するということは許すということなのかな。そんなことを思い作りました。

◎タナダユキ監督 コメント
never young beach を知ったのは3年近く前のこと。彼らの作る曲には新しさと同時に、どこかノスタルジーがありました。とっつきやすいのに、一筋縄ではいかない豊かさ。ひねくれてなんかいないのに、でもやっぱりちょっとひねくれているような可愛げ。いつか何かの映画で主題歌をお願いしたいなとずっと思っていて、ようやくそれが叶いました。
初めて完成した主題歌を聴いた時、その詞や曲、歌声が、主人公の哲雄の哀しみや後悔をもやさしく肯定してくれているようで、深くあたたかく胸に響き、感極まりました。最後の一音が終わるまでが、映画「ロマンスドール」の世界です。この曲が沢山の人に届きますように。

高橋一生 コメント
・主題歌をnever young beachが手掛けると知った時の気持ち
えー!
・主題歌を聴いた時の感想
兄だけど。好きです。

◎映画情報
『ロマンスドール』
2020年1月24日(金)全国公開
監督・脚本:タナダユキ
原作:タナダユキ『ロマンスドール』(角川文庫
出演:
高橋一生
蒼井優
浜野謙太
三浦透子
大倉孝二
ピエール瀧
きたろう
渡辺えり
配給:KADOKAWA

(C)2019「ロマンスドール」製作委員会

never young beach、高橋一生×蒼井優『ロマンスドール』の主題歌&劇中歌を担当