現地時間20日に英国で放送されたドキュメンタリー番組『HarryMeghan: An African Journey』。そのなかでヘンリー王子・メーガン妃夫妻が、容赦ないメディアによるバッシングについて言及した。涙ぐみながら本音を吐露したメーガン妃には「#WeLoveYouMeghan」(メーガン、私達はあなたを愛しています)のハッシュタグとともに、妃を援護する声が続出した。

今年7月、『TIME』誌の「ネットで最も影響力のある25人」に選ばれたヘンリー王子・メーガン妃。4月に開設したInstagram公式アカウントは、わずか6時間足らずで100万人のフォロワー数を獲得、5月には第1子誕生でさらに注目を集め、現在フォロワー数は970万人を上回っている。先進的な考え方やSNSへのカジュアルなアプローチで注目を集める夫妻は、ファッションや言動に始まり、兄弟間の不仲説や愛息のルックスに至るまで、良くも悪くも日々インターネットに話題を提供し続けている。

そんな夫妻は連日のように世界中のメディアを賑わせているが、事実ではないゴシップや悪意に満ちた報道も少なくない。常にメディアの標的となっている夫妻を心配する声は多く、これまでジョージ・クルーニーエルトン・ジョンエレン・デジェネレスらが悪質なメディアの報道に警鐘を鳴らし、夫妻を擁護してきた。

そしてアフリカ訪問が終盤に差しかかった先月末には、メディアの過熱報道に耐えかねたヘンリー王子・メーガン妃夫妻がついにアクションを起こした。ヘンリー王子は過去の電話の盗聴に関し、英紙『The Sun』の親会社である「News Group Newspapers」と『The Mirror』の元親会社「MGN Limited」を相手に英高等法院に書類を提出、メーガン妃は英弁護士事務所「Schillings」を通じ、実父に宛てた私的な手紙を無断で公開したとして、英紙『Mail on Sunday』とその親会社「Associated Newspapers」を相手取り、訴訟を起こしたのだった。

過剰報道をめぐって勃発したバトルに注目が集まるなか現地時間20日、英国でドキュメンタリー番組『HarryMeghan: An African Journey』が放送された。そのなかでヘンリー王子・メーガン妃夫妻は終わることのないバッシングに対する率直な意見を述べていたが、涙をこらえながら本音を吐露するメーガン妃の姿には人々の同情が集まっているようだ。

ジャーナリストのトム・ブラッドビー氏にメディアのネガティブな報道について意見を求められたメーガン妃は、妊娠中の女性はとりわけ傷つきやすいものであり、新生児を抱えた母親としても大変な時期を過ごすなかで、メディアによる容赦ないバッシングを受けることは「とても辛かった」と胸中を告白。またそんなメーガン妃の精神状態を気遣うブラッドビー氏に対し、

「お気遣いありがとうございます。私の状態を尋ねてくれる人はそう多くはないので」

とお礼を述べる場面が見られた。突然スポットライトを浴びるようになり、メディアからの誹謗中傷にさらされるようになった事実について「苦しめられてきた―という表現を使っても適切と言えますか?」と尋ねられた際には、メーガン妃は感情を押し殺そうとしながら「はい」と答えるのだった。

時折涙をこらえ、言葉を懸命に探しながら本音を吐露するメーガン妃の姿には多くの人が心を打たれたようで、

「あなたは1人じゃない」
「ずっと応援してるわ」
「こんな風にもろい部分をさらけ出してくれた、あなたのその勇気に脱帽する」

といったツイートが多くあがったほか、「#WeLoveYouMeghan」(メーガン、私達はあなたを愛しています)というタグがUSAトレンド・ランキングで第1位を獲得するほどの反響ぶりを見せた。

なお『HarryMeghan: An African Journey』は米国で23日に放送予定のため、さらなる反響が予測される。

画像は『The Duke and Duchess of Sussex 2019年10月16日付Instagram「This evening, The Duke and Duchess of Sussex attended the annual #WellChildAwards in London.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma

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