周囲からの刺激に敏感で、繊細な感受性を持つ『ハイリー・センシティブ・パーソン(通称・HSP)』。

他人の感情に左右されたり、ストレスを抱え込んだりしやすいことから、その気質に悩みを抱いている人は多いといいます。

Twitterで話題となっている、『HSP』にまつわる漫画をご紹介します。

『HSP(超敏感すぎる人)だった話』

漫画を描いたのは、フェルミ研究所@denran1031)さんです。

『HSP』の気質を持つ女性が、職場に出勤すると…。

ささいなことに気が付く敏感さは、『HSP』の特性でもあります。しかし、その特性によって疲れを感じやすくなる人もいるのです。

比較的、自分で自由な行動ができる、休日の場合はどうなのでしょうか。

休日に友人と映画へ行くと…


友人に付き合って映画館へ行った女性は、館内で流れる音にたびたび反応。主人公に感情移入しすぎた結果、どっと疲れてしまいます。

「1人の方が楽だ」と感じていた女性は、ある日ネットで『HSP』という言葉と出会い…。

自分が『HSP』だと自覚した女性は、いろいろな方法で周囲から受ける刺激を少しでも緩和させようとします。

その結果、たびたびストレスを感じていた職場を辞めて、自分のペースで作業ができる仕事を始めました。

女性は、自分に合った環境に身を置くことで、ようやく「他人が見過ごしそうなことに気付く」という自分の敏感さを、認められるようになったのです。

漫画に対し、ネット上では共感の声が相次いでいます。

・周りから「気にしすぎだ」といわれてつらかったので、気持ちが軽くなった。

・漫画を読んで「この気質に悩んでいるのは自分だけじゃなかったんだ」と気付けた。

・全部当てはまりすぎて涙が出た。もっと『HSP』への認知と理解が深まってほしい。

『HSP』の人は、芸術作品に人一倍感動できるなど、敏感なことによって得られる喜びもあります。

「自分もそうかもしれない…」という人は、漫画に出てくる女性のように、自ら刺激をバリアするよう対処したら、今より生きやすくなるかもしれません。

まずは自分の気質を認めることが、ストレスを軽減させる一歩につながりそうですね。


[文・構成/grape編集部]

出典
@denran1031