松本人志

21日、TBSが番組内の演出に「やらせ」があったとして放送休止となっていた『クレイジージャーニー』の打ち切りを発表。

これに伴い、出演者の松本人志がTwitterで「ある呼びかけ」を行ったことが話題だ。

■評価が高かった『クレイジージャーニー』

『クレイジージャーニー』は、2015年からTBS系列で放送されていた人気番組。世界を股にかける「狂気の旅人」を紹介し、松本人志設楽統、そして小池栄子がコメントする内容が好評だった。

2018年には「第44回放送文化基金賞番組部門・テレビエンターテインメント番組」で最優秀賞に輝いており、その評価はかなり高い番組だったのだ。

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■TBSが打ち切りを発表

ところが2019年、珍しい生物を探し求めて旅する企画で、事前に生物を準備し放したうえで、偶然見つけたように見せる演出を行っていたことが発覚。同様のケースが過去にもあったことも判明し、放送休止となった。

TBSは21日になり、『クレイジージャーニー』と同様に「やらせ」で放送休止をしていた『消えた天才』について、「継続は困難」として、番組を打ち切りとすると発表。ファンに動揺が広がっていた。

■松本人志が番組について訴え

番組打ち切りに反応したのが出演者の松本人志。以下のようなツイートを行う。

『クレイジージャーニー』で取り上げた旅人のほとんどは「やらせ」ではなく、本物のドラマであり、ごく一部の企画で「やらせ」があったのだと認識するよう理解を求めた。

■賛同の声

番組に出演し、旅人たちの苦労を見てきた松本人志の想い。長年番組を愛してきた視聴者も考えは同じだったようで、「自分もそう思う」「一部でやらせが合っただけ。番組を見ていればほかはガチだとわかる」など同調の声があがる。

また、「良い番組だったので打ち切りは残念」「やらせをしなくても面白かったのに、どうしてこんなことになってしまったのか」「スタッフの暴走が残念すぎる」と、打ち切りを惜しむ声も出た。

■演出についての意見は真っ二つ

バラエティ番組の「やらせ」問題はこれまでにも表面化しており、そのたびにその是非が議論になり、意見が分かれる。

しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,664名に「バラエティ番組の演出」について聞いた調査でも、結果はほぼ真っ二つだ。

バラエティ番組

『クレイジージャーニー』の「やらせ」は、事前に準備したものを「偶然」として扱っており、「多少の演出」を超えていると言わざるを得ず、打ち切りはやむを得ないという声が多い。

その一方で、松本人志のいうように、『クレイジージャーニー』は全てがやらせではなく、高い評価を受けた内容も数多く放送されていた。そのこともまた、しっかりと覚えておくべきだろう。

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(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2018年12月14日~2018年12月17日
対象:全国の20〜60代の男女計1,664名(有効回答数)

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