叫ぶ(taa22/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

ネット上にあるウェブサービスでは、パスワードを必要としているものが多数ある。覚えるのが面倒なために、すべてのサービスで同じパスワードを使っている人もいるようだが…。

■3割以上が同じパスワードを利用

しらべぇ編集部では全国10〜60代の男女1,653名を対象に、「パスワードの管理について」の調査を実施。

ウェブサービスのパスワードは同じものを使用しているグラフ

「ウェブサービスのパスワードは同じものを使用している」と答えた人は、全体で31.8%だった。

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■10代はネットへの警戒心が低く

性年代別では、男女ともに10代が一番多くなっている。

ウェブサービスのパスワードは同じものを使用している性年代別グラフ

物心がついたときからネットに慣れ親しんでいる世代は、警戒心が低いのかも。

「あれこれと考えるのが面倒なので、同じものを使っている。使わないようにと言われているけれど、これまでなにも起こっていないから大丈夫だと勝手に思っている」(10代・男性)

■ネットで個人情報を提供するのが怖い

一方で年代が上がると、慎重な人が増えている。

「本当はネットを通じて、個人情報を提供すること自体が怖い。ただやはりネットショッピングは便利だし、活用したい気持ちが勝ってしまう。

だからこそパスワードの設定はとても慎重にしていて、サービスごとにきちんと変えている。ただ最近はあまりにも登録しすぎて、わけがわからなくなってきているけれど」(40代・男性)

■パスワードが流出したときに

どこかで自分が利用しているパスワードが流出した場合に、同じものを使っていると悲劇が起こるのだ。

「ウェブサービスの情報漏えいから、同じIDとパスワードを使って別のサービスにログインを試みるケースをニュースでよく聞くようになった。

それだけウェブサービスのパスワードを同じにする行為は、リスクがあることだと思っておいたほうがいい。面倒な気持ちは、とてもわかるけど」(40代・男性)

たとえ面倒であっても、ウェブサービスのパスワードはそれぞれに違うものを設定しておいたほうがいいのはたしかである。

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(文/しらべぇ編集部・ニャック

【調査概要】 方法:インターネットリサーチ「Qzoo」 調査期間:2019年8月9日~2019年8月14日
対象:全国10代~60代の男女1,653名(有効回答数)

あれほどダメだと言われても… パスワードを使いまわす人の割合は?