日本人の寿命はずっと世界の上位をキープしており、2018年の日本人の平均寿命は、女性が87.32歳、男性が81.25歳だった。中国メディアの今日頭条は19日、日本はストレスが多い国なのに、どうして長寿なのかと題する記事を掲載した。長寿国である日本のなかでも、特に平均寿命の長い沖縄の人から秘訣を学べると紹介している。

 記事は、日本の生活はストレスが多いが、長寿なのには4つの理由が考えられるそうだ。その1つは、「自分にとっての人生の意義を見つけること」。人によって人生の意義はそれぞれだとしているが、「自分の好きなこと、得意なこと、世界の必要とするもの、報酬があるもの」の4つが重なるのが理想だと持論を展開した。お金が絡んでくるあたりが、拝金主義の中国的思想なのかもしれない。

 2つ目は、「頭を働かせることと適度なストレス」だ。記事によると、体を動かさないと健康に良くないのと同様に、頭を働かせないことも健康に良くないという。それで何かしらの知識や技能などを学び続けることを勧めており、「将棋やトランプ」などの頭を使うゲームも良いとしているが、これは中国の高齢者が夢中になるものの代表格だ。

 3つ目は、「何かに熱中すること」。何か好きなことに熱中している時は、充実感があり、悩み事が減少するため心の健康に良いのだという。また、少し難度の高いことに挑戦することも良い刺激になるとしている。

 4つ目は、「毎日しっかり食べること」。沖縄の食生活は非常に健康的で、多くの食材を使い、野菜や果物を多く摂取し、塩分も控えめだと紹介した。ある調査によると、塩分は平均的な日本人の摂取量の約半分、砂糖は40%にとどまるそうだ。そのうえ腹八分目にして食べ過ぎないという「簡単な方法」で健康を維持していると伝えている。

 記事では、沖縄の高齢者がどのように健康を維持しているかを紹介しているが、退職後も何か打ち込むものを見つけて頭も体も動かし、健康的な食生活をするのは日本の高齢者全体が心掛けていることだろう。健康で長生きするためにも、ぜひ見習いたいことばかりだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

日本はストレスが多い国なのに、日本人はどうして長寿なのか=中国メディア