公益財団法人イオンワンパーセントクラブ(以下、当財団)は、設立30周年の節目を迎えるにあたり、10月30日(水)から11月3日(日)の間、「Sustainable 2050 ―持続可能な社会の実現 そのために私たちが出来ること―」をテーマに記念事業を開催します。

当財団は、1989年に「お客さまからいただいた利益を社会のために役立てる」という想いのもとに設立され、イオングループ主要企業が税引前利益の1%相当額を拠出し、「次代を担う青少年の健全な育成」、「諸外国との友好親善の促進」、「地域社会の持続的発展」の3つを柱に事業を展開しています。ティーンエイジ アンバサダー事業は、日本と海外の高校生が互いの国を訪問し、国際的な相互理解と親交を深めるプログラムで、1990年より毎年実施してきました。累計参加者数は、18カ国(※1)、2,810名にのぼります。

本事業初日の10月30日(水)には、歴代のアンバサダー約340名が来日。2つのエリアに分かれて、環境配慮施設の視察やイオンの植樹地訪問を行います。11月2日(土)には、全員が東京で一堂に会し、末吉竹二郎氏(国連環境計画(UNEP)・金融イニシアティブ特別顧問、WWF ジャパン会長)、根本かおる氏(国連広報センター所長)のお二方による記念講演会とグループディスカッションを通して、「持続可能な開発目標(SDGs)の4つの目標(※2)の実現に向けた自らの行動宣言」を策定します。記念講演会では、歴代アンバサダーの代表も登壇し、自らの意見や取り組みを述べるほか、策定した行動宣言を夕刻のパーティー中で発表することで、参加者たちは、目標達成に向けた新たな行動への第一歩を踏み出します。

本事業は外務省後援のもと、昨年の「日本 中国 ティーンエイジ アンバサダー10周年記念事業」に続き、当財団設立30周年記念事業の一環として実施するものです。当財団はこれからも、未来を担う若者が国境を越えて友好の輪を築く機会を提供し、諸外国との友好親善の促進に資する活動を続けてまいります。

※1 【ティーンエイジ アンバサダー歴代参加国】

オーストラリア、ブラジル、ブルガリアカンボジア、中国、ドイツインドネシアイタリア、日本、ラオスマレーシアミャンマーペルーフィリピン、韓国、タイ、英国、ベトナム

※2 【持続可能な開発目標(SDGs)】

目標3:「すべての人に健康と福祉を」、目標4:「質の高い教育をみんなに」、目標13:「気候変動に具体的な対策を」、目標14:「海の豊かさを守ろう」

【プログラム概要】

1. 開催期間:2019年10月30日(水)~11月3日(日)

2. 参加国及び参加人数

オーストラリア:16名

ラオス    :13名

ブラジル   :10名

マレーシア  :13名

ブルガリア  :3名

ミャンマー  :15名

カンボジア  :41名

ペルー    :20名

中国     :12名

フィリピン  :10名

ドイツ    :4名

韓国     :11名

インドネシア :41名

タイ     :20名

イタリア   :5名

イギリス   :2名

日本     :85名

ベトナム   :17名

合計     :18カ国338

3. 主なプログラム

10月31日(木) 各国から中京、千葉へ到着 ※一部、学校訪問

11月1日(金)  植樹地見学(知多、九十九里)→夜 東京へ移動

11月2日(土)  「Sustainable 2050」

       (1)記念講演会、(2)グループディスカッション、(3)記念パーティー

11月3日(日)  帰国

4. Sustainable 2050概要

開催日:11月2日(土)/場所:TKPガーデンシティ品川

(1)講演会(9:30~11:45)

9:30  オープニング/主催者挨拶

    公益財団法人イオンワンパーセントクラブ理事長 横尾 博

9:40  記念講演I/末吉竹二郎氏ご講演

    <歴代アンバサダー代表者スピーチ

    マレーシアオーストラリアインドネシア

10:50  休憩

11:00  記念講演II/根本かおる氏ご講演

    <歴代アンバサダー代表者スピーチペルー、日本、ドイツ

12:00  閉会

(2)グループディスカッション(13:00~16:30)

≪テーマ≫

SDGsの目標3】あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活の確保

SDGsの目標4】すべての人が受けられる公正で質の高い教育の完全普及

SDGsの目標13】気候変動およびその影響を軽減するための緊急対策

SDGsの目標14】持続可能な開発のための海洋資源と持続可能な形での利用

(3)記念パーティー 18:30~20:30

【公益財団法人イオンワンパーセントクラブの主な活動内容】

■次代を担う青少年の健全な育成に資する事業

イオン チアーズクラブ>

地域の小中学生に環境学習の機会を提供し、環境への興味・関心や考える力を養成。

AEON eco-1グランプリ>

全国の高校及び高校生のエコ活動を顕彰し、エコ活動の輪の広がりを支援。

<学校建設支援>

アセアン各国で子どもたちの教育環境の整備を支援。全国で実施した募金にほぼ同額を上乗せし、校舎の建設と附属設備の設置及び教員養成を支援。

<セーフウォーターキャンペーン>

学校建設を支援した地域で汚濁水を生活用水に使っている地域に、浄化した給水施設を設置することで子どもたちを健康面と教育面から支援。

■諸外国との友好親善の促進に資する事業

ティーンエイジ アンバサダー>

海外と日本の高校生が互いの国を訪問し、表敬活動、交流活動、歴史文化理解活動を通じて国際的な相互理解と親交を深める交流プログラム。

<アジア ユースリーダーズ

アジア各国の高校生が一堂に会し、開催国の社会問題をテーマに、英語を共通言語としてディスカッションを行うプログラム。異なるバックグラウンドを持つ学生たちが、議論を通してグローバル感覚や互いの価値観への理解を深めることを支援。

イオン スカラシップ>

アジア各国で学ぶ大学生に奨学金を給付し、次代を担う青年たちの夢の実現を支援。

■地域社会の持続的発展に資する事業

<ふるさと未来支援>

日本各地に伝わる固有の伝統的な文化・工芸・芸能の継承と普及を支援。

<災害復興支援>

大規模自然災害に見舞われた地域の人々を支援。

<公益法人への支援>

当財団の設立主旨に沿う活動を行う公益法人を支援。

*活動の詳しい内容はこちら( https://www.aeon.info/1p/ )をご覧ください。