中国メディア・東方網は21日、日本人から褒められたとしても、100%真に受けないほうがいいとする記事を掲載した。

 記事はまず、男子中国人留学生と日本の女子学生とのやり取りを紹介。男子留学生が小籠包の話をしたところ、女子学生が「私も好き」と共感を示し、話が弾んで「今度一緒に食べに行く」という流れになったものの、この話を真に受けた男子留学生が何度も女子学生を誘うも、女子学生はいつも「時間が取れない」といって断り、そのまま1年が経過してしまったと伝えた。

 そのうえで「ジョークのような話ではあるが、これはまさに日本人の『社交辞令』そのものなのである」とし、どんなに日本人が真剣に自分のことを褒めたとしても、それは単に「気を遣っている」だけなので、完全に真に受けてはいけないと説明している。

 また、日本に行って簡単な日本語を話すと、すぐに日本人が「日本語上手だね」と褒めてくることが多々あるが、これも通常は社交辞令であり、どの外国人に対してもそのように言うのだと解説。このほかにも、服飾店で試着した時に「お似合いですよ」と店員が言ったり、日本人の知り合いが「今度遊びにおいでよ」と言ったりするのも同様であり、仮に本当に遊びに行ってしまうと、日本人は心の内でとてもビックリするのだと伝えた。

 記事は、日本の社交辞令について、大概の距離を縮めるために日本社会では必要なものであるとする一方、必ずしも本心からそのように言っているとは限らないと指摘。相手との距離がちょっと近づいたかなと思っても、日本の社会や相手のことを知るうちに、それが単なる表層に過ぎないということに気づくのだとしている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

日本人から褒められても、100%真に受けない方がいい 悲しい思いをすることがある=中国メディア