ドラマ『スパイの妻』が2020年春にNHK BS8Kで放送される。

黒沢清監督が主演に蒼井優を迎えて、自身初となる8Kスーパーハイビジョン撮影で制作する同作は、1940年代の神戸を舞台に、戦争に翻弄されながらも自身の信念と愛を貫き通そうとする女性の姿を描いた作品。脚本は黒澤監督に加えて、『寝ても覚めても』の濱口竜介、野原位が担当する。

蒼井優は「黒沢監督と組ませていただくのは今回で3度目ですが、主演は初めてなので、とてもうれしいです。そして、濱口竜介さんたちの書かれた言葉が、映像ではあまり挑戦したことないタイプの口語なので、どういうリズムになるのか、また力のあるキャストの皆さんとどういう芝居になっていくのか楽しみです」とコメント。

また黒沢監督は「古典と言っていい戦時下のサスペンスを最新のデジタル映像で物語ってみる、そんなチャンスが私に訪れたことを大いに喜んでいます。しかも主演は蒼井優さん。彼女なら、歴史的であり同時に最先端でもある風景の中に、何の矛盾もなく存在してくれることでしょう」と述べている。

蒼井優