遺言(takasuu/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

家族や親族との関係が希薄になっているとされる今、「どうせ財産を遺すなら、アダルトサイトで知り合った美人に遺したい」と決意した男性がいる。そのためにもお気に入りの女性を探し出したいという男性は、遺産の額も告白した。

■アダルト業界の女性を気に入った男性

英国で暮らす50歳の男性は人気アダルトサイトである美女を気に入り、1年ものあいだチャット相手に選んでは、楽しい時間を過ごしていたという。

当然この女性にとり男性とのやりとりは仕事だったに違いないが、この交流を通し男性は女性を高く評価するように。

そんな男性が自身の死期を意識するようになったことから、メディアを通し「彼女は素晴らしいし遺産も上手につかってくれると思うのです」「あの女性を探し、遺産相続人に指定したいと思っています」と告白し話題になっている。

関連記事:女性・高齢者の被害が急増!?巧妙化するアダルトサイトの対処法【法律コラム】

■死を意識する日々

この男性は糖尿病と診断されて何年も経過していること、また片方の脚を切断し移動には車椅子が必要な状態になっていることもあって、「余命は長くはないと思う」とも告白している。

そこで通常であれば家族や親族に資産を遺そうと考えるのだろうが、男性には子供がおらず、姪や甥はいるものの外国暮らしで経済的には豊かなため、相続させる必要を感じないという。

■気になる遺産の額

男性によると、銀行には日本円にして280万円超あり、それを女性にあげたいとのこと。だがアダルトサイトのチャットでやりとりした事しかなく、女性が名乗っていた名が本名なのかも分からない。

そこで「僕はストーカーじゃないし連絡したいと切望しているわけでもない」「ただ女性を探し出して相続人として指定したい」と前置きしたうえで、女性の髪型や年齢など、知っている限りの情報をメディアに伝えている。

■専門家の見解

メディアの取材を受けた専門家によると、やはり「女性に関する情報が必要です」とのこと。男性の死後に弁護士が女性に直接連絡する必要があるためで、そのためにも女性を見つけ、どこで暮らす誰なのかを特定せねばならないという。

だがもしも女性がアダルトサイトでこっそりアルバイトをしていたのだとしたら、名乗り出るのは困難か。莫大な財産ではないものの、親族も落ち着かない日々を過ごしている可能性が高そうだ。

・合わせて読みたい→敷居が高い? 弁護士を雇った経験者は60代女性が多い傾向

(文/しらべぇ編集部・マローン 小原

遺産は家族にあげたくない? 「アダルトサイトの美人に…」と告白した男性