22日に行われたチャンピオンズリーグの一戦で、あり得ない出来事が起きていた。イギリスBBC』が報じた。

事件が起きたのはトッテナムvsツルヴェナ・ズヴェズダの一戦。トッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われた一戦だが、そこに居てはいけない人物がいた。

ツルヴェナ・ズヴェズダは、7月に行われたチャンピオンズリーグ(CL)予選のヘルシンキ戦でファンに人種差別行動の疑いがかかり、欧州サッカー連盟(UEFA)に5万ユーロ(約591万1000円)の罰金とアウェイゲームのチケット販売禁止を命じられていた。

その対象試合となったのが今回のトッテナム戦だったが、スタジアムには違法にチケットを取得した約200名のサポーターが集まっていた。

UEFAは、今回の事態に対し、調査をスタートさせるかどうかを決定する前に、マッチオフィシャルからのレポートを待つことにするという。

トッテナムの広報担当は、今回の事件に関してコメント。クラブとして調査をスタートさせると明かした。

「ツルヴェナ・ズヴェズダのサポーターはレベル5のチケットを違法に取得し、グループとして集まるためにスタジアムの1つのセクションに移動しました」

「スチュワードと警察は、退去させるには数が多すぎるために、グループを1つに収容しました」

「チケットの取得方法をハッキリとさせるため、完全な調査を開始し、チケットを販売したことが判明した個人に対して、可能な限り強力な措置を講じます」

なお、試合はハリー・ケインソン・フンミンがそれぞれ2ゴールずつを奪ったトッテナムが5-0と勝利。ズルをして応援に訪れたツルヴェナ・ズヴェズダのファンにとっては、泣きっ面に蜂といったところだろうか。

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