まだ日本では少数派な無痛分娩。興味はあるけれど実際どうなの?と思っている方も多いのではないでしょうか。

2019年の春、私は無痛分娩で2人目を出産しました。無痛分娩だったからこそリラックスしたマタニティ期間を過ごせたと思っています。ですがコスト面では検診コストと入院コストを考えておらず、予想以上の出費になってしまいました。

この記事では私の無痛分娩体験にもとづいたメリットと、無痛分娩を選ぶときに気をつけるべきコストについてくわしくお伝えします。

無痛分娩のメリット

私が2人目の出産で無痛分娩を選んだのは、マタニティ期間中をストレスなく過ごしたかったことと、産後の体力を残しておきたかったから。実際に無痛分娩をしてみて、このメリットを思い知ることになりました。

ここからは私が感じた無痛分娩のメリットについてくわしく解説します。

陣痛に対する恐怖がなくなりマタニティライフがたのしめる

出産にはつきものの陣痛。いろんな人がいろんな表現をしますがとにかく痛いです。私はマタニティ期間中、陣痛のことを考えると恐怖で暗い気持ちになってしまっていました。「せっかくお腹に赤ちゃんがいる貴重な時間なのに、こんな気持ちで出産まで過ごすのはもったいないな」と思うようになり、無痛分娩を前向きに考えるようになりました。

無痛分娩をすると決めて病院を予約してからは、陣痛がきて赤ちゃんに会えるのがたのしみになりました。マタニティ期間は何ヶ月も続くもの。その期間を暗い気持ちで過ごすのはもったいないですよね。マタニティ期間をたのしく過ごすための必要経費だと思えば、無痛分娩代はむしろ安いのではと感じました。

産後の体力温存になる

2人目出産の場合は退院後すぐに上の子のお世話がありますよね。陣痛・出産はとても体力を使います。陣痛の痛みに何時間も耐え、いろんなところに力が入るので全身筋肉痛になる人もめずらしくありません。私は1人目で自然分娩をしたとき、脚に力が入りすぎて筋肉痛はもちろん右太ももの感覚が1ヶ月ほどなくなってしまいました。そんな中、上の子のお世話をするのは大変です。

無痛分娩なら陣痛の痛みがほぼないため、変に身体に力が入ることがありません。リラックスしてお産ができるのでムダに体力が消耗せず産後も元気でしたよ。

出産直後に赤ちゃんと写真を撮るのですが、1人目のときは汗で髪の毛がベタベタで顔色も悪く疲れ果てた顔で写っていました。しかし無痛分娩をした2人目のときは多少疲れてはいますが普通の顔。メイクをしておけばよかった!と思う余裕があるほどでした。

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無痛分娩にかかったコスト

無痛分娩にかかる費用は5万円〜20万円と病院によって幅があります。一般的に大学病院の方が費用は安く、個人病院は高い傾向です。

私は「無痛分娩は自然分娩にプラスで、麻酔の分だけ費用が高くなるのかな?」と考えていました。しかし私の場合は通院コスト・入院コストも高くつき、結局無痛分娩代と合わせて家計から約35万円の持ち出しという結果に。

ここからは無痛分娩にかかるコストと、それ以外にかかるコストについてくわしく解説します。

通院コスト

大学病院か個人病院かによって妊婦健診代がまったく違います。大学病院では妊婦健診の補助チケットを使えば家計からの持ち出しはほぼないようです。しかし私が通っていたのは個人病院。毎回4Dエコーがあり、マッサージチェアに座りながらNST(ノンストレステスト)が受けられるという、いたせりつくせりっぷり!このような病院だったため、妊婦健診の補助チケットだけでは足りずいつも差額が発生していました。

結局通院だけでトータル約7万円の出費。この通院コストは想定していなかったのでかなり痛い出費でした。もし無痛分娩代だけで病院選びをしている方がいたら、病院を決める前に毎回の検診コストも確認した方がいいでしょう。

無痛分娩自体にかかったコスト

私の無痛分娩費用は13万円でした。私が出産した病院では24時間無痛分娩に対応してくれ、いつ陣痛がきても無痛分娩ができます。費用が安い病院や医師が足りない病院では、時間外に陣痛がきた場合は無痛分娩ができないことも。私は確実に無痛分娩にしたかったので、コストが高めでしたが13万円を支払うことにしました。

入院コスト

部屋代・食事代も病院によって大きく違うポイントです。私は自分のリサーチ不足で入院コストの高い個人病院を選んでしまったため、1番ランクが下の部屋を選びましたが家計からの持ち出しは約15万円。その分部屋も食事もホテル並みに豪華で、快適な入院生活を送ることができましたよ。

入院コストはピンからキリまであります。無痛分娩にかかる費用だけでなく、入院コストも注意して確認してくださいね。

まとめ

無痛分娩で感じたメリットと失敗したコストについてお伝えしました。

無痛分娩はリスクももちろんありますが、私はマタニティ期間をリラックスして過ごせたので選んでよかったと思っています。コストについてはもっと勉強しておけばよかった!と感じているので、これから無痛分娩を考えられている方は通院・入院にかかるコストも調べてみてくださいね。