「仏眼」という手相をご存じですか? 親指の第一関節に刻まれる、まるで仏像の眼のような形をしている線です。

とても神秘的な感じがしますが、実際この手相を持つ人は霊感があるといわれています。

今回は、「仏眼」についてその意味や、さまざまなパターンを紹介していきたいと思います。

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■仏眼とは

仏眼相は、ある人とない人がいます。また、片手だけにある人もいれば、両手にある人も。

では、仏眼にはどのような意味があるのでしょうか。くわしく見ていきましょう。

◇手相における仏眼とは。基本的な意味

仏眼は、親指の第一関節が目のような形で囲まれているものを指します。まん中がふくらんでいるような楕円形をしていて、その形が仏像の半眼に似ているので、この名前がつきました。

この相があると、霊感があり、人の心を見通すことに長けているとされます。また、先祖に守られ、徳のある人といわれ、先祖に見守られている分、悪いことができないともいわれます。

欲しいものが思いがけず手に入ったり、危険を回避したりといった強運の持ち主でもあるのです。

◇左手と右手どちらで見たらいいの?

左手は先天的な運勢なので変化はせず、右手は後天的な運勢で現在進行形の手相です。右手を中心に見るのがいいですが、仏眼の場合はご先祖様とのご縁から形成される手相でもあるので、左手にある場合も重要な意味を持ちます。

また、両手に仏眼がある人もいて、その場合は、仏眼の意味がさらに強まります。左右両方の手を参考にするべきでしょう。

☆両手にある「強運の持ち主」

両手に仏眼がある人はかなり稀です。とても強い霊感があるとされます。

人の気持ちを察する能力に優れていて、よく気の利く人です。また、先祖や神仏のご加護が強いため、災難を逃れることができる強運の持ち主でしょう。

☆左手にある「生まれつき霊感がある」

左手に仏眼がある人は、生まれつき霊感がある人です。また、先祖代々のご加護があるので、今現在もなんらかの恩恵に預かっているはずです。

☆右手にある「スピリチュアルな仕事に向く」

右手に仏眼がある人は、後天的に霊感や人の心を見通す力をつけた人です。

占い師などスピリチュアルな業界で仕事をしている人には、よく見られる相です。

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◇仏眼のある確率とは

仏眼は、比較的珍しい手相のひとつですが、持っている人が極端に少ないわけではありません。

だいたい20人に1人、5%くらいの人が持っていると考えられています。

■【位置別】仏眼の見方

仏眼にもいろいろあります。それでは、仏眼のパターン別に、その意味をくわしく見ていきましょう。

◇2つある。二重仏眼「霊を引き寄せる」

ふつうは親指の第一関節にあるものを仏眼といいますが、同時に第二関節に出ている人もいます。つまり、親指の付け根の部分にもあるということです。

この相はとてもめずらしく、持っている人は、ひとつしか仏眼がない人に比べて、その倍霊感が強いといわれています。

しかし、霊感が強すぎると、その分、霊を引き寄せてしまう可能性もあります。この相を持つ人は、マメに神社へお参りに行ったり、お祓いをしてもらうのがおすすめです。

◇ひとつの指に3つある「超能力者になる」

親指の第一関節に仏眼が3つ並んでいる場合があります。これは本当にめったにない相です。

この場合は、直感力が格段に優れ、一瞬で人の本質を見抜くといわれています。霊的な能力においては、超能力の域に達しているかもしれません。

◇仏眼が小さい「霊的パワーは弱い」

仏眼はあるけれど、薄く平べったい場合、霊感やスピリチュアルな能力はなくはないものの、大きな仏眼を持っている人に比べたら、力は弱いといえます。

ご先祖様のご加護は、本当に困ったときにしかないかもしれません。

◇仏眼が切れている「霊感はあまりない」

仏眼が切れている場合、霊感はあまりないと思っていいでしょう。直感力もあまりなく、物事の本質を見誤ることがあります。

ご先祖様からのご加護もあまり期待できませんが、ご先祖様を大事にする心を意識して持つようにし、お墓参りなどにひんぱんに行くようにすれば、守ってもらえるでしょう。

◇仏眼と神秘十字線を同時に持つ「占い師に向いている」

仏眼があるとスピリチュアルな能力に優れていますが、加えて神秘十字線もあると、ますますその能力は強まります。神秘十字線とは、頭脳線と感情線の間に現れる十字線です。

この相を持つ人は、第六感や霊感がとても鋭いので、占い師、セラピストなどスピリチュアルな仕事につくと、能力をいかんなく発揮できるでしょう。人に対する慈愛の心があるので、人を助ける仕事に適性があるのです。

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◇第2関節にある仏眼「心理カウンセラーに向いている」

親指の第2関節にだけ仏眼が出ている場合、通常の仏眼よりも直感などがより一層鋭くなり、霊的能力もあります。

人の心を読む力に長けているので、心理カウンセラーなど、人の心に寄り添う仕事が向いているでしょう。

◇人差し指にある仏眼「記憶力に優れている」

親指以外にも仏眼は現れます。主に第二関節に現れることが多いです。

人差し指に現れる場合、霊感などは親指の仏眼ほどはありません。ただ、記憶力に優れ、人の名前などをよく覚えています。そのため、人付き合いが上手な傾向にあるでしょう。

◇中指にある仏眼「頭がいい」

中指に仏眼がある人は、難しい問題が起こっても、どう解決するといいか瞬時に閃きます。とても頭がいい人だといえるでしょう。

◇薬指にある仏眼「金運がいい」

薬指に仏眼のある人は、お金に関することでの直感が鋭いといわれています。お金につながる事柄に対して嗅覚が働くので、大金をつかむことができるでしょう。

◇小指にある仏眼「社交性がある」

小指に仏眼のある人は、社交性や人付き合いに対する直感が働きます。そのため、友達が多く楽しい人生を送るでしょう。

◇全部の指にある「霊感が極めて強大」

ごく稀にですが、親指を含めて全部の指に仏眼が現れている人がいます。この場合、直感や霊感が極めて強大になるといわれています。人を見る目があり、容易に人の心を見抜きます。

けれど、見たくないものまで見えてしまうので、精神的につらくなることもあるかもしれません。ただ、予知能力がありますし、ご先祖様に守られているという実感が常にあります。

かなり危険な目にあっても、奇跡的に助かったりすることがあるでしょう。

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霊感は磨いてこそ活かせる

仏眼を持っているからといって、何もしなくても霊感を発揮できるかというとそうではありません。何の鍛錬もなく、霊能者、占い師、超能力者になれるわけではないのです。霊的なパワーを使いこなすには、馬などに乗るのと同じで、練習が必要です。

もしあなたに仏眼があったら、まずは人とのコミュニケーションにおいて、直感力を働かせましょう。つまり、相手はこう考えているのかなと先回りして考えて、気を利かせるなどの努力をしてみることです。そうやって初めて、仏眼のパワーを活かすことができます。

心の目で人の気持ちに寄り添い、より豊かで強い人間関係を作っていきましょう。

(紅たき)

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