京都市では若手アーティストの社会的,経済的地位の向上につながる取組の一環として「京都市若手アーティスト応援プロジェクト」を立ち上げました。この度,本事業の資金を獲得するため,ふるさと納税クラウドファンディングを開始しますので,お知らせします。アーティスト支援を目的としたふるさと納税の創設は,全国初の取組であり,市民・事業者の方々の幅広い理解を得ながら事業を実施してまいります。

1 プロジェクト概要

(1)名 称    

京都市若手アーティスト応援プロジェクト

(2)内 容    

京都で活動する芸術家の社会的・経済的地位向上に向け,市内ギャラリーと連携し,京都にゆかりのある若手アーティストが作品を販売する足がかりとするため,市場規模の大きな海外アートフェアへの作品出展を支援します。

本プロジェクトにより,文化芸術と経済の好循環の創出を目指し,作品の価値を若手芸術家の生活基盤や創作環境の豊かさにつなげていきます。

また,出展作家によるグループ展や報告会等を京都市内で開催し,京都のアート市場の拡大を目指します。

 

(3)出展アートフェア,ギャラリー,作家    

ア 出展アートフェア

台北當代(TAIPEI DANGDAI)(台湾)

平成31年(2019年)1月に台湾で始まった国際的なアートフェア。

世界的に有名なアートフェアである「アートバーゼル香港」のアートディレクターを務めたマグナス・レンフリュー氏が立ち上げたアートフェアで,有名メガギャラリーをはじめ,世界中から97のギャラリーが参加。2019年には28,000人以上が来場。世界のアートコレクターから注目を集める。(会期:2020年1月17日~19日)

イ 連携ギャラリー

本事業の企画運営業務の公募型プロポーザルにおいて,受託者から提案があったギャラリーと連携し,アートフェアに出展します。

MORI YUGALLERY(代表:森 裕一氏)

左京区聖護院において,黒田アキ,中野裕介/パラモデル,藤浩志,花岡伸宏など20名を超える作家のマネジメントを展開。アートバーゼル香港等に出展実績がある。代表の森裕一氏は,一般社団法人日本現代美術振興協会代表理事(ART OSAKA主催),一般社団法人日本現代美術商協会(CADAN)理事を務めている。

ウ 出展アーティスト

過去5年間の京都市芸術新人賞受賞者及び京都市芸術文化特別奨励者のうち,ギャラリー等に所属していない現代美術分野の作家を対象に書面審査を行い,決定しました。

2 ふるさと納税クラウドファンディングについて

(1) 概要

本事業の資金を獲得するため,ふるさと納税クラウドファンディングを実施します。

ふるさと納税クラウドファンディングは,地方自治体がプロジェクト実行者として,共感した人から寄附を募る仕組みで,寄附した人の所得税と住民税から寄附金額に応じて一部が軽減(控除)されます。

アーティスト支援のために,ふるさと納税を活用するのは全国初の取組です。調達資金の具体的な使途を示すことで,返礼品目的ではない,真に社会的課題の解決のため,プロジェクトに共感した方々から広く寄附金を募ってまいります。

(2) 募集方法

READYFOR株式会社の運営するウェブページ「(READYFOR)」にプロジェクトを公開し,寄附を募ります。また,振込書のついたチラシを市内の文化イベント等で配布します。

※READYFOR

日本初のクラウドファンディング事業者READAYFOR株式会社が運営するクラウドファンディングのプラットフォーム。プロジェクト達成率75%。達成金額累計97億円。(2019年10月時点)

募集方法

(3) 募集期間

令和元年10月23日(水)~12月25日(水)の64日間

(4) 目標金額

5,000,000円

(出展アーティストの作品運搬費・渡航費・現地滞在費,展覧会開催費等に充てます)

(5) 寄附のコース及び返礼品(一例)

そのほか,法人向けコース等も用意しています。READYFORのWebページを御覧ください。

募集方法