中国メディア・東方網は22日、韓国のLG電子が2年ぶりに日本市場向けにスマートフォンを発売すると報じた。

 記事は、同社が12月にハイエンドスマホ機種V50 ThinQの日本版であるG8X ThinQをソフトバンクを通じて発表する予定だと紹介。同社は昨年1月に日本向けにV30 Plusをリリースして以降、日本市場では新機種を発表しておらず、今回同機種最大の特徴である「2画面スマホ」を引っ提げて2年ぶりに日本市場に再チャレンジすることを決めたと伝えている。

 そして、日本では来年東京五輪が開かれること、5G通信ネットワークのサービスが始まることも、同社が久しぶりに日本市場で新機種をリリースする背景にあるとの見方が外部から出ていると紹介した。

 また、サムスン電子も今年下半期にフラッグシップ機のGalaxy Note10、折り畳み式スマホのGalaxy Foldをリリースし、日本市場の開拓に努めているとしたほか、大阪、名古屋、福岡などに製品体験スーペースのGalaxy Studioを設置してPRを強化すると報じた。

 その一方で、日本のスマホメーカーであるソニーは韓国事業から手を引きつつあると紹介。2016年以降半年ごとに新機種を韓国で発売してきたが、今年上半期に発表した3機種はいずれも韓国で発売せず、先日の国際コンシューマー・エレクトロニクス展(IFA2019)で発表したXperia 5も韓国市場で販売する計画がないとしている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

日本市場に売り込み強める韓国スマホメーカー、かたや日本メーカーは韓国から引き気味