新登場「渋谷スクランブルスクエア」は、高さ約230mの渋谷最高峰。屋上の屋根なし展望施設「SHIBUYA SKY」が大きな特徴です。実際に行ったところ、山手線と渋谷名物スクランブル交差点のコラボなど、鉄道の楽しさもありました。

かつての東急東横線・渋谷駅跡地に誕生

地上時代の東急東横線渋谷駅跡地に建設された、地上47階建て、高さ約230mで“渋谷最高峰”という「渋谷スクランブルスクエア」の第I期(東棟)。14階と45階、46階、そして屋上に展望施設「SHIBUYA SKY(しぶやスカイ)」を設けているのが、特徴のひとつです。屋上には屋根がなく、渋谷駅前のスクランブル交差点新国立競技場東京タワー東京スカイツリー東京湾、そして富士山の360度パノラマを、空気に触れながら“体感”できます。

2019年11月1日(金)のオープンに先駆け、10月24日(木)に行われたマスコミ向けの内覧会へ行ったところ、さすがJR渋谷駅などに隣接する旧東横線渋谷駅跡地のビル、なかなかに「鉄分」が高いことが実感できました。

「SHIBUYA SKY」からまず南、恵比寿駅側を眺めてみると…

「SKY STAGE(スカイステージ)」と名づけられている「SHIBUYA SKY」屋上から、まず南側、恵比寿駅方面を眺めました。

すぐ下あたりから景色の奥へ、山手線湘南新宿ライン(山手貨物線)の線路が延びていました。奥には東京湾も見えます。

「SHIBUYA SKY」から北、原宿駅側では「渋谷名物」が電車とコラボ

続いて「SHIBUYA SKY」屋上から北側、原宿駅方面を眺めました。

渋谷駅ハチ公口のスクランブル交差点が眼下に見え、そのすぐ脇を山手線湘南新宿ラインの線路が通過。「渋谷名物」と電車を、俯瞰で同じ画面に捉えることができます。奥には代々木公園や新宿の高層ビル群も。

走っている「地下鉄」が真下に見える「SHIBUYA SKY」西側

そして「SHIBUYA SKY」屋上から西側を見ると、「地下鉄」が走っていました。

東京メトロ銀座線1000系電車です。銀座線渋谷駅付近で線路が高架構造になっているため、見えるのです。

「SHIBUYA SKY」南西側に、東急の電車も現れた!

また「SHIBUYA SKY」屋上から南西側を見たところ、遠くで動いている何かを発見。撮影したところ……。

中目黒駅付近を走行する、東急東横線の電車です。奥には祐天寺駅学芸大学駅へと続く線路も確認できました。

列車が行き交う「SHIBUYA SKY」地上およそ230mからの眺望、夜には列車が“光の線”となって行き交う姿を楽しめそうです。

「SHIBUYA SKY」の料金は、事前購入のWEBチケットで大人1800円、小学生900円、当日窓口チケットで大人2000円、小学生1000円などとなっています。

「SHIBUYA SKY」46階から屋上の「SKY STAGE」へ上がるエスカレーター。ここも屋根がない(2019年10月24日、恵 知仁撮影)。