ライスプレス(株)はフードカルチャー＆ライフスタイルマガジン「RiCE(ライス)」の12号を10月26日(土)に発売します。「RiCE」は全国の書店やAmazonなどで購入できます。
今回の見どころのひとつは「コーヒー特集」ページに掲載した俳優・永瀬正敏さん×81歳のレジェンドカメラマン・鋤田正義さんによる、2003年公開映画「コーヒー＆シガレッツ」をテーマにしたファッションページ。永瀬さんは同映画を製作したジム・ジャームッシュ監督の「ミステリー・トレイン」(1989年のカンヌ国際映画祭最優秀芸術貢献賞を受賞)に出演して世界デビュー。また、“世界のSUKITA”の異名を持つ鋤田さんもジャームッシュ監督の依頼により同作のスチールを手がけ、同名の写真集「MYSTERY TRAIN」が出版されています。今回、ジム・ジャームッシュ監督と所縁の深い2名によるコラボレーションが実現。永瀬さんの渋みが溢れ出る作品に仕上がっています。
ひとつの食を多方面から深堀りするRiCEの今回の特集では、78ページにわたって日本のコーヒーカルチャーを徹底解剖します。古くから喫茶文化が根付く日本は世界の様々なトレンドを融合しながら、独自のコーヒーカルチャーを形成してきました。その道のプロフェッショナル達による特別鼎談やインタビューに加え、有名店や地方の名店、海外で活躍するコーヒー店などのバリスタや焙煎士のこだわりと理由にフォーカスを当てます。また、人気バンド、クリープハイプのボーカル・ギターで、文筆家としても活躍する尾崎世界観さんの書き下ろしエッセイ、漫画家・渋谷直角さんの新感覚コーヒー漫画も掲載しています。
連載では女性写真家・映画監督の蜷川実花さんの「男子丼」、女優の二階堂ふみさんの「ふみ、母の味。」のほか、声優の水樹奈々さんやミュージシャンの小宮山雄飛さんなど全16本の豪華連載陣が今回も彩りを添えます。
12号の表紙を飾る鋤田正義さん撮影の永瀬正敏さん
■掲載内容
＜特集＞
【コーヒーの何故？】
・尾崎世界観書き下ろしエッセイ「すすれ！ブラックコーヒー」
・永瀬正敏×鋤田正義「COFFEE AND CIGARETTES」
・川口葉子・旦部幸博「コーヒーは何故美味しいのか」
・日米コーヒー・クロニクル
・選択と何故：一杯のカップに凝縮された哲学と方法論とは(全国から21店舗掲載)
・焙煎の何故：丸山健太郎(丸山珈琲)、堀口俊英(堀口珈琲)
・グラインダーの何故：ダグラス・ウェバー(ウェバー・ワークショップ)
・抽出の何故： Bnei、GLITCH COFFEE & ROASTERS、UNLIMITED COFFEE BAR、丸山珈琲
・テイスティングがムズカシイのは何故？
・京都・六曜社のコーヒーから垣間見る、文化の交錯
・焙煎家・オオヤミノルの流儀
・名古屋・喫茶クロカワ
・SAWADA COFFEE バリスタ澤田洋史がアメリカに飛んだのは何故？
・パドラーズコーヒーに惹き寄せられるのは何故？
・SPiCYSOLボーカル・KENNYさんとLEAVES COFFEE ROASTERSへ
・ベアポンド・エスプレッソ 田中勝幸
・大坊勝次×川口葉子×長沼慎吾(ねじまき雲) 特別鼎談「あの手紙のつづき」
・大場潤也「美美を訪ねて」
・特別コミック：渋谷直角「たこのコーヒー屋さん」
特集の誌面の一部。永瀬正敏×鋤田正義「COFFEE AND CIGARETTES」
特集の誌面の一部。田中勝幸「ベアポンド・エスプレッソ」
＜連載＞
・吉本ばなな「ごはんの秘密」
・DJみそしるとMCごはん「ごはんのかたち」
・シンチェリータ「カレンダーリオ」
・佐内正史＆伊賀大介「アラレーd」第2回：井上玲音、野村みな美(こぶしファクトリー)
・根本宗子「美味しいお芝居」
・小宮山雄飛「食べる本棚」
・千葉麻里絵「恋する日本酒(または純粋酒精批判)」
・遠藤京子「電影食堂～映画の中の料理考～」
・福田春美「おいしいユリイカ」
・二階堂ふみ「ふみ、母の味～物語編～」
・平野紗季子「日本・発酵醸造・旅」
・藤代冥砂「四十七味」
・坂口恭平×竹花いち子「cook me」
■「RiCE」とは
2016年10月に創刊され、毎号特定のフード・ドリンクに独自の視点でフォーカスを当てるフードカルチャー誌。年4回発行。2019年7月の11号から判型とデザインを一新し、さらに和英併記をやめ、縦書き仕様へと大幅リニューアルしました。ウェブサイト「RiCE.press」( https://www.rice.press/ )では特集記事のほか、ウェブ専用の特別連載や記事を読むことができます。
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