10月23日FNNのスクープにより発覚した、お笑い芸人でチュートリアル徳井義実さんによる、7年間約1億2千万円の所得隠しと申告漏れ問題。同日放送の『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)での、司会の宮根誠司さんの発言に非難が集まっています。

まず番組では、徳井さんの所得隠しと申告漏れが東京国税局から指摘され、すでに納税と修正申告を済ませていることを解説。すると宮根さんは、「喋ったんですよ、徳井と。本人も言ってくださいって言うんですけど、結局、無知だったんです。徳井は」と明かします。

さらに、

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「決算の時期だっていうふうに言われたらしいんです、税理士さんかわかりませんけど。わかりましたって言ってバタバタしてて忙しいって。これも徳井の言い訳ですけど、過ぎちゃった。決算の時期が。そこから言われなくなった。で、徳井は完全に無知でアホで、2年まとめて払えばいいや、次の年に。そんでまた決算の時期ですよって。それでバタバタして忘れた。じゃあ3年分まとめて払えばいいやっていう、完全な徳井の無知。納税義務というところを徳井はわかってなかった」

と、悪意がないことを強調する口ぶりで続けます。スタジオのミッツ・マングローブさんと木下博勝さんは、「そんなことあるかよ」とあきれ顔で苦笑いしつつ、ミッツさんが「悪意があって意図的に無申告にしたわけではないってことですね」と確認すると、宮根さんは、「徳井をかばうわけじゃないですけど、徳井がアホというか、無申告っていうのは何もしないっていう」と、悪意のなさを念押し。

一方、木下さんが「重加算税になったってことは、悪意があると認められたってことになるんですか?」と投げかけると、スタジオのフリップに記載された追徴課税に「重加算税」の記載がなかったことから、解説者の弁護士さんは「重加を認定したらそうですね」と言うに留めたのです。途中、前述の弁護士さんは「脱税よりも無申告は刑が軽い」といった法律を意識した意図的な無申告の可能性も指摘しますが、宮根さんはスルーしていました。

そして宮根さんは、最後まで熱く擁護したのです。

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「バカだったんです。無知だったんです。納税毎年しなきゃいけないのを認識してなかった。徳井はしっかり反省しなきゃいけないけど。フォローするわけじゃないけど、金ちょろまかそうってヤツじゃないですよ。ただただアホだった。じゃないと無申告しねーもん。バカですよ! 無申告っていうのはバカですね。おまえ漫才は天才だけど、ここはバカだから。ちゃんと謝って、ね。徳井もバカだなー」

そうなると生まれるのは、視聴者との温度差

「宮根さん、徳井さんを庇えば庇うほどどんどん墓穴掘るからやめた方がいい」「宮根さんが必死に庇ったせいで、逆に徳井のイメージがめっちゃ悪くなったと私は思う。バカで無知なのは宮根さんも同じ。視聴者なめんな」「バカなら脱税しても許されるの?」「故意じゃなかったら、なぜ個人事務所を作ったんだ? 必死でフォローして笑い話にしようとするなんて、宮根も本当にひどいやつだな」「自分もちょっとやばいって思ってるんじゃ…」「無知でも会社は立ち上げられるのですね…」「視聴者をばかにしている。金額が大きすぎるよ!」「日テレだけが、徳井出演番組の『放送変更予定なし』とある通り、吉本含めそういうストーリーで行こう、ということなんだろうね」

と、SNS上では不快感をあらわにする視聴者で溢れかえりました。

当日深夜、宮根さんが番組内で「今後会見があるかもしれない」と触れた通り、徳井さんは記者会見を行い、謝罪と事情説明を行いました。

そして翌日となった10月24日正午前、スクープしたFNNは新たに、「数年前にも東京国税局から無申告を指摘されていた」ことを報じました。

そうなると、引き続き徳井さんの問題を放送した『ミヤネ屋』はどうなったのかというと……。宮根さんは前日と一転し、擁護ムードを一新したのです。

「納税は国民の義務だから、普通の感覚であれば考えられない」
「まったく申告していないっていうのは、税務署とか一発でわかりますよね。納税意識のまったくのなさってことですね」
「これはうっかりミスとは言えないんですよね」
「国民の義務を果たしていない徳井君の責任は重い」

など、前日とは打って変わって私情を排除しつつ、

「普通、税理士さんとの濃密な関係があれば(中略)言ってくださるんですけどね」と、暗に税理士に原因があるように水を向けるのでした。

こうした宮根さんの変化にSNS上の視聴者は、

「宮根さん、昨日は『徳井』と呼び捨てでかばい、今日は『さん』付けで神妙な面持ち。わかりやす。世間の空気を読んだらしい」「税理士のせいにしだした宮根。お前も脱税してんのか?」「昨日はゲストが引くほど擁護してたのに、今日は『うっかりミスなんて言えない』って。は?」

と、やはり不快感をあらわにするのでした。

「宮根さんは過去にも私情を挟んだ擁護を展開し、話題となったことがあります。最近ではフリーアナウンサー堀尾正明さんの不倫疑惑について、『堀尾さんは、そういう関係ではないとおっしゃってるわけですから、それ以上でもそれ以下でもないという気もしますけど』や『こういうお友達の関係も、ある程度年齢を重ねてくるとあるのかな』とフォロー。さらに2015年の武豊の不倫デート報道にも、『天才ですからね! 武豊さんは! いいんです!』と必死に擁護し、2018年、小室哲哉さんの看護師との不倫疑惑についても『自分が癒やされるならダメとは言えないし、ボクも話聞いてもらいたいと思うし』と肩を持っていました。特に不倫報道にそうしたフォローを繰り返す背景には、2017年に週刊文春が報じたことで発覚した、自身の不倫&隠し子騒動があるからではないでしょうか。自分もやったことですからね、さすがにそれを棚に上げて他人を批判できないですよね」(ワイドショー関係者)

今回、徳井さんとの仲の良さを強調し、一時は擁護に回った宮根さん。今後の展開やいかに。(文◎じゅる王)

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画像は『ミヤネ式らくらくボディメイク法』より