DaiGo

東日本を中心に、各地に甚大な被害をもたらした台風19号。災害時の対策だけでなく、避難所側の対応をめぐって様々な議論が起こっている。

■ペットは家族の一員だが…

台風19号接近時は、一部の避難所がホームレスの受け入れを拒否していたことが発覚。他にもペットの受け入れをめぐる議論も勃発し、避難所の在り方が改めて問われている。

このことに、メンタリストDaiGoは15日に自身のツイッターを更新し、「今回の台風の避難について、ペットが多くの避難所で断られることが理解できない」「大切な家族を見捨てて避難なんてできるわけないだろう」と持論を展開した。

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■人命の重さ

DaiGoはさらに「ホームレスの受け入れ拒否が批判されるなら、ペットの受け入れ拒否も非難されるべきだと思う」「人間の命のほうが重いなんて綺麗事だ」と強く主張している。「家族の命の重さなら、ヒトも動物も関係ない」と綴り、命の平等さを強く訴えた。

DaiGoに賛同する声が多く上がっているが、「人命とペットの命が同じなのか?」「避難所に動物アレルギーの人がいたら困るのでは…」といった疑問も少なからず寄せられている。

■ユーチューバーが反応

そんなDaiGoの主張に反応したのが、登録者数約15万人の人気ユーチューバー・えらいてんちょう。

生活保護受給者の支援ボランティアに長らく関わってきたことで知られる人物で、17日には「DaiGoさん、動物とホームレスの命を同一視してしまう」というタイトルの動画を投稿し、物議を醸した。

その後、DaiGoが「家族の命が大切と言ったら記者に叩かれたので解説します」と説明動画をアップすると、23日にはえらいてんちょうが「人を騙すエセ記者はあんたでしょ」という動画をアップ。真っ向から反論している。

■ペットとホームレス

えらいてんちょうはこの動画内で、DaiGoの補足をバッサリと切り捨てている。人権思想を例に挙げ、「人間と動物の間には命の重さに明確な差がある」と強く主張してみせた。

「ペットを受け入れた場合はアレルギーの恐れがあるが、ホームレスにも感染症リスクがある」という考えに対しては、「ホームレスと不衛生は別問題」であり、「典型的な差別です」と否定している。貧困層の実態を知る身として、思うところがあったようだ。

なお同日、DaiGoは自身のツイッターを更新し、人もペットもともに救うべき方法を模索することが肝要だと訴えた。

話題が話題なだけに、ヒートアップが続く両者の主張。意見の落とし所は見つかるのか気になるところだが、このように多様な見地から活発に意見が議論されることは、とても大事なことだろう。

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(文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ

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