31歳となった今なお進化中「最盛期を過ぎた選手もいるような年齢と考えると…」

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージB組の第3節が現地時間22日に行われ、ドイツ王者バイエルンが敵地でオリンピアコス(ギリシャ)に3-2で勝利を収めた。英公共放送BBC」は、この試合で2ゴールを決めたポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキを絶賛している。

 レバンドフスキは1点ビハインドで迎えた前半34分に同点ゴールを挙げると、後半17分にも勝ち越し点を奪った。バイエルンは同30分にフランス代表MFコランタン・トリッソがネットを揺らしてリードを広げ、1点を返されたなかで3-2と逃げ切り、3連勝の勝ち点9でグループ首位をキープしている。

 レバンドフスキは今季、クラブと代表戦合わせて17試合で21ゴールに到達。「BBC」によると、クラブ公式戦18得点は5大リーグプレーする選手で誰よりも多く、ノーゴールだったのは8月3日に行われたドイツスーパーカップ決勝のドルトムント戦(0-2)のみ。バイエルンの直近12試合すべてでゴールを決めている。

 さらに、今季はクラブと代表戦で1回ずつハットトリックも記録。CL通算57ゴールは、元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイ氏を上回り、大会歴代5位に入った。加えて、2019年は公式戦36試合で36ゴールと、こちらも5大リーグの選手でトップ。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシバルセロナ/36試合32ゴール)、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドユベントス/29試合18ゴール)を上回っている。

 記事では、31歳のレバンドフスキが現代サッカーの二大巨頭であるメッシロナウドに“追いつく”ことはないだろうとしながらも、今季だけの数字を見れば、「最盛期を過ぎた選手もいるような年齢ということを考えると、彼のゴール数は極めて素晴らしい」と、称賛している。(Football ZONE web編集部)

バイエルンFWレバンドフスキ【写真:Getty Images】