「人生の三分の一」を過ごすといわれる寝室は、風水においても重視したい場所。
自分のベッドの位置は大丈夫なのか、寝室に取り入れたい運気アップの色やアイテム、NG習慣とは?
人気風水師の李家幽竹先生に、寝室のインテリアで運気を上げる方法をうかがいました。
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■風水における寝室
風水において寝室は、悪い気を浄化し、運を再生させる場所だそう。
女性は寝ている間、「水」の気になります。その日に溜めた悪い運を「水」で流し、新たな運気を吸収しながら、運を再生、定着させるそうです。
気をつけたいのは、寝室に不要なものは置かないということ。「水」はあらゆるものを吸収するので、寝室にあるものを寝ている間にすべて吸収してしまうそうなのです。
つまり、寝室の空間に何が置いてあるかで、寝ている間の気が左右されるということ。
疲れたからといって、洋服をぐちゃぐちゃに脱ぎ捨てて寝たら、その洋服の状態も吸収して疲れをとることができないようです。
寝室が汚れていたり、ごちゃごちゃと荷物を積み上げたりしていませんか。なるべく自分が吸収して良いものだけを置き、寝心地の良いスッキリとした空間を心がけましょう。
■目的別! 寝室に取り入れたい色
寝室に取り入れたい色や、その取り入れ方を幽竹先生に教えてもらいました。恋愛運、結婚運、仕事運、金運、健康運の目的別にご紹介します。
◇恋愛運アップなら「淡いピンク」
恋愛運を上げたい女性は、淡いピンクを寝室に取り入れましょう。寝ている間は色の吸収も過剰になるので、なるべく薄めの優しいピンクを意識するのがいいようです。
◇結婚運アップなら「サーモンピンク」
結婚を考える彼氏がいるのなら、柔らかく温かみのあるサーモンピンクを取り入れると、結婚運のアップに効果的だそう。
ベッドまわりはもちろん、パジャマや生花にサーモンピンクを取り入れるのも良いようです。
◇仕事運アップなら「アップルグリーン」
仕事運を上げたい人は、薄めのグリーン系が効果的だそう。樹木の成長のごとく、仕事の発展や成長を促してくれるそうです。
寝室に取り入れるなら、淡いアップルグリーンがオススメとのこと。
◇金運アップなら「白」「アイボリー」
金運アップといえばパステルイエローが効果的ですが、睡眠中は吸収が過剰になるそう。そのため、色のトーンを抑えたアイボリーや、白などがベストなようです。
◇健康運アップなら「白」
健康運アップにはグリーン系もオススメのようですが、寝室に取り入れるなら白がベストだそうです。寝ている間に体の気をリセットして、浄化してくれる効果があるのだとか。
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■風水的に良くないベッドの位置
風水において良くないとされるベッドの配置を教えてもらいました。自分のベッドの位置をチェックしてみましょう。
◇ドアの真正面
寝室に入るとき、ドアの真正面にベッドの頭部がくるような配置は避けたほうが良いそう。
たとえ人の出入りがなくても、寝ている頭の先にドアがあるだけで、気が消耗してしまうそうです。
どうしてもそこにしか置けない場合は、ベッドとドアの間にパーテーションや棚を置き、視線をブロックするようにするのが良いそうですよ。
◇鏡に寝ている姿が映る
寝ている姿が鏡に映ると、鏡の中の自分に「気」をとられてしまうそう。すると、吸収できる運気が半減してしまうのだとか。
鏡の位置をずらすことができない場合、寝ている間は布をかけて、自分の姿が映らないようにすると良いそうです。
◇「西枕」と「南枕」
☆西枕は「老けやすくなる」
「西枕」は、太陽が沈んでいく方角。暮れていく気を受けるため、老けやすくなったりやる気が起きにくい体質になったりする恐れがあるそう。
☆南枕は「イライラする」「金運ダウン」
「南枕」は、南の方角が持つ「火」の気を受けるためイライラしやすくなったり、「水」の気が枯渇して金運ダウンにもつながってしまうそうです。
また、「頭寒足熱」の逆になることで健康運も下がりやすくなるそう。なるべく避けましょう。
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■風水的に良いインテリアの選び方と置き方
寝室に置くと良いアイテムや置き方、インテリアのコツとは? 幽竹先生が教えてくれた7つのポイントをチェックしてみましょう。
◇(1)シンプルなカーテン
朝日の色は、そのまま自分の運気に入り込んでくるそう。たとえ遮光カーテンでも、カーテンの色は影響を及ぼすため、なるべく特徴的な色を選ばない方が無難だそうです。白やアイボリー、ベージュなどのシンプルなカラーを取り入れましょう。
カーテンを二重掛けにすると、室内に循環する旺気が空間に溜まりやすく、吸収がよりスムーズになるそうですよ。
◇(2)花や観葉植物を目につく場所に置く
朝起きて、最初に目にするものから多くの運気を吸収するのだとか。つまり、起きたときの視界に何があるかで決まってしまいます。
ベッドサイドには生花や観葉植物などを置きましょう。もちろん、寝ている間も植物の旺気を吸収することができるので効果的。
また、素敵な絵画を壁に飾っておくのもオススメだそうですよ。
◇(3)良い香りを漂わせる
寝ている間に吸収するものは、見えるものだけでなく「香り」も同様だそう。寝室にはできるだけ、良い香りを漂わせておきましょう。
ローズやジャスミンなど、甘いフローラル系の香りがオススメだそうです。
◇(4)角にコーナー材をつける
風水では、梁や柱の角は鬼角(きかく)と呼ばれ「気を切るもの」とされ、運気を低迷させる原因のひとつと考えるそう。
寝るときに、壁や家具などの角が自分のほうを向いていると、ケガや病気をしやすくなることもあるのだとか。
なるべくコーナー材などを使って、角を覆うことがオススメ。または、寝るときだけその角を隠すように覆うだけでもかまわないそうです。
◇(5)薄明かりで眠る
寝室を真っ暗にして眠るのは良くないようです。寝ている間に気の流れが止まり、運気の吸収が滞ってしまうのだとか。
できればサブライトやフットライトを使用して、うっすらと明かりを灯した状態で眠りましょう。
◇(6)心地良い音の目覚まし時計
毎朝、心地の良い音で目覚めていますか。朝起きて最初に耳にする音は、自分の「木」の気になるそう。
朝一番から、けたたましく鳴り響く目覚まし時計は運気ダウンのもとのよう。なるべく心地良い音で起きられるものを選びましょう。
スマホのアラーム音で起きている場合は、スマホを自分の頭から離れた場所に置くのが良いそうですよ。
◇(7)北枕
日本で「北枕」は縁起が良くないと敬遠されがちですが、風水的にはこの向きがオススメだそうです。
北は「水」の方位であり、寝ている間に「水」の流れが良くなります。気は北から南へ流れていくので、「頭寒足熱」の状態となり、健康運のアップにも効果的だそう。頭からから足先に向けて理想的に気を吸収できるのだとか。
ちなみに、「東枕」は日が昇っていく方位なので仕事運などのアップに効果的だそうです。
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■寝室に置いてはいけないもの5つ
寝室に置いてあると運気を下げてしまうものもあるようです。以下の5つのNGアイテムに気をつけましょう。
◇(1)黒いシーツや布団カバー
黒は「陰」の気が強い色なので、インテリアに取り入れるのはオススメしないそう。
特に布団カバーやシーツなどで黒を多用すると寝ている間に悪い気を吸収してしまい、病気になりやすくなるそうです。
寝具の色は強すぎるものを避け、自分のほしい運に即したカラーを取り入れてみましょう。なるべく淡いもの、薄めのトーンがオススメのようです。
◇(2)死をイメージさせるもの
動物の毛皮や剥製は「死」を表すアイテム。寝室には置かないようにしましょう。たとえフェイクファーでも、見た目がリアルなら「死」をイメージさせることに変わりはないそうです。
ドライフラワーやポプリなども同様に「死」を表すもの。生花を飾るのが難しいなら、生花の写真をフォトフレームに入れて飾るのは効果的みたいです。
◇(3)テレビ
寝室にテレビがある場合、テレビをつけっぱなしにしたまま寝てしまうことはありませんか。これは運気がダウンしてしまう悪い習慣の最たるもののようです。
寝ている間に、電磁波の影響で気の流れが大きく乱れてしまうそう。パソコンやテレビなど、電磁波を発するものは、なるべく寝室に置くのを控えましょう。
もし置いている場合は、寝る30分前までには消して、気の流れを整えるのが大事だそうです。
◇(4)ぬいぐるみや人形
寝室に、ぬいぐるみや人形、キャラクターグッズを多数飾っているのはNG。あなたが吸収するはずの気を、ぬいぐるみと分け合い、分散されてしまうそうです。
大きなぬいぐるみほどたくさん気を吸うので要注意のよう。
どうしても置いておきたい場合は、お気に入りの1体か2体を残し、それ以外はしまっておきましょう。
◇(5)運動器具や車輪つきのもの
寝室に「動」の気を持つアイテムを置くと、ケガやトラブル、事故のもとになるそう。
たとえば、ランニングマシーンなどの運動器具。折りたたみ自転車、ベビーカーのような車輪のついたものも同様だそうです。
特に、妊娠している人は母体や胎児に悪い変化が起こりやすくなるそうなので、寝室には置かないようにしましょう。
寝室は余計な物を置かずにスッキリと
寝室は、あなたが眠っている間に運気を再生させてくれる場所。寝ている間に悪い気を吸収しないよう、なるべく余計な物は置かず、スッキリとした環境を整えたいですね。
ベッドの位置も、さっそく今日から見直してみては?
(監修:李家幽竹、文:水野久美)
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