中国の受験戦争は日本の比ではないほどの過酷さで、そのために教育も詰め込み教育で成績だけが重視されている。これは、テストの成績のみならず生活面や人格形成も重視する日本の教育とは方向性が違うといえるだろう。中国メディアの今日頭条は22日、日本の小学生に対する教育に関して、「のちのち優秀な人になるための教育」をどのように与えているのかについて紹介する記事を掲載した。

 記事はまず、子どもを見ればその国が分かると紹介。どんな教育を施すかは、国の未来に直接かかわってくるからだ。記事は、日本では「子どもの教育に相当力を入れている」と称賛し、日本が力を入れている教育方法を2つ紹介した。

 1つ目は「給食」だ。中国の学校では昼には一度帰宅して食事や宿題、昼寝を済ませてからまた登校するところが多く、学校が昼食を提供するところはあまりない。そのため記事は、日本の給食について「寄宿舎の食堂」を想像すると良いと紹介している。とはいえ、寄宿舎の食堂と日本の給食はやはり違っていると言わざるを得ないだろう。では日本では給食を通じてどんな教育を与えているのだろうか。

 記事は、日本人には最初から「給食を教育の場にするという考えがあった」ようだと紹介している。食事は良くも悪くも心身を作るという考え方から、学校の敷地内で野菜を育てて給食に利用することで、作物を作るのは大変なことだということや、食べ物に感謝することを学ばせたりしていると称賛。また、給食には栄養、エネルギーバランスなど厳しい基準がありそれを毎日クリアしていると紹介している。

 2つ目は食事を通じた「良い習慣」で、感謝して食事することや、汚さないようにきれいに食べること、食後の食器をそれぞれ自分で片づけることなど、「中国では高校生でもできる人はほとんどいない」マナーや習慣を、幼い時から身に着けていると感心している。

 日本の学校給食は、多方面での教育に貢献しているようだ。子どもたちを「将来優秀な人材にしたい」と思うなら、成績だけでなく日常生活を含めた全般的な日本の教育方針を参考にすると良いかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

子どもを見ればその国が分かる、日本が給食を通じて行っている「良い教育」=中国メディア