何だか疲れが取れないと感じる時は

何だか疲れが取れない原因不明の「疲労感」は、それを感じる心の問題です。そんな気分的なだるさや心の重さを、手にアプローチして解消しましょう。

ストレスがたまっていくと、解消できない心の重みが積み重なり、疲れていきます。その疲れをスッキリさせるのがこの方法。疲れていると感じるのは、全身の緊張感が取れないからなんです。指と指の間を大きく開いて、手からノビノビした状態を作りましょう。疲れている人ほど手も縮まっているのです。

◇疲労感に効くセルフケア

手全体をよく開く。特に開きにくい指の間がポイント。

指の間を一つずつ十分に伸ばしていきます。気持ちいいと感じるだけ伸ばしてOK。特に開きにくいところを中心に。

緊張して胸が詰まる時には

緊張などから起こる胸の詰まり。硬くなっている部位をほぐすことで、詰まりから解放されます。忙しさや疲れからからくる自律神経のバランスを整え、リラックス感を取り戻してくれる方法でもあるので、よくほぐしましょう。

◇胸の詰まりに効くセルフケア

手のひら側の中指の下方、痛いところを刺激。

みぞおちから上あたりに重たさを感じる場合は、手のひら側の中指のつけ根周辺の、特に痛いところを探してもみましょう。精神的な緊張などが原因のことが多いので、よくほぐせば気持ちも楽になっていくはずです。

ライター:幸雅子
出典:『手のひらセルフケア』/「体の不調に合わせたセルフケアでみるみるラクになる!」
監修:龍村修/龍村ヨガ研究所所長。国際総合生活ヨガ研修会主宰。NPO法人YOGA連盟副理事長。学生時代の演劇活動の中でヨガと出会い、’73年に求道ヨガの世界的権威・沖正弘氏に入門。’85年沖ヨガ修道場就任を経て、’94年4月に独立。龍村ヨガ研究所を設置。著書多数。

何だか疲れているのは心の問題だった