さて新しいコラムを始めようと思います。内容は【駅ぶら】というタイトルの通り鉄道で一駅ずつ下車して駅の周囲を一周してみましょう、というものです。面白そうな場所があれば覗いたりもしますが、元来「観光に興味がない」と公言していますから、ことさら観光地を巡ることはしません。が、そんなのは気分次第で変更されちゃいます。分かり易い言葉でいえば「方針は無節操」に尽きます。

前面展望レンタカー全駅訪問」が最近気に入っていますが、ソレなりに計画をたてる必要がありますし、コストと時間もかかるので、もっと手近に駅の佇まいと前面展望による沿線の雰囲気をスケッチできないかなぁ、と考えていたら小田急さんから「1日全線フリー乗車券」が通年販売されるというニュースがありました。

これですよ。これで天気が良い朝、ぶらり小田急線に乗りに行って散歩がてら駅の周囲をぷらぷらしてくれば良いのです。

雨ばかり続いて長野県など全国的に深刻な被害をもたらした10月の最終週、土曜日(10月26日)窓の外は天気が良いではあ~りませんか。早速、出かけてみることにしました。もっと早朝から用意しておけばよかったのでしょうが、まぁ、この【駅ぶら】は「気分優先」なので「思いたったらスタート」します。

鎌倉駅から江ノ電に乗って江ノ島を目指しました。

距離的には近い所に住んでいますが江ノ島を目にするのは久しぶりです。土曜日の朝です、サーファーがいっぱい海にはいっています。

江ノ電江ノ島駅で降りました。観光客が多いですね。何となくウキウキします。

小田急片瀬江ノ島駅までは「すばな通」を江ノ島の方に歩いてゆきます。古くからの江ノ島弁天様への参道だった通りです。歴史は古いのですが、新しいお店が並んでいます。

坂を上った所で江ノ電の駅の方を振り返っています。週末なのでご覧の通り大勢の人がそぞろ歩いているという光景。

お店の前でヴィーナスが誕生してます。

おお、古い旅館・貸席、今は雑貨のお店になっている様です。貸席とは、要は芸妓を呼んでお酒を飲む場所を提供することです。料理などは出さないので仕出し屋が届ける仕組み。いわゆる「茶屋」と言えばこの貸席を指します。茶屋遊びといえば芸妓を呼んで酒席を楽しむことですね。したことないですけど。

小田急江ノ島線片瀬江ノ島駅江ノ島の手前で境川を弁天橋で渡った正面にあります。

竜宮城みたいだった片瀬江ノ島駅が改築中と聞いています。【駅ぶら】小田急江ノ島線002 に続きます。

明日からはもう少し早い11:00頃にアップします。宜しくおつきあいください。

(写真・記事/住田至朗)