愛車でドライブをしている時に、車内のどこから聞こえてくる耳障りな音。いわゆるビビリ音は様々な要因で発生しています。気になり出したら、もうイライラするような音です。果たして、その要因とは。文・山崎 友貴

ビビリ音は音質も要因も様々
女性 ドライブ

このあいだ運転した時は無かったのに、いきなり「キシキシ」「カタカタ」「ブーン」という音が鳴り出した…。大抵の音は、車内どこかのパーツや物が擦れ合ったり、当たったりして発生していることがほとんどです。

新車の時からビビリ音がすることは稀で、大抵は半年以上経った頃から発生し出すことが多いと思います。要因として多くあるのが、樹脂成形パーツの変形です。夏場には車内温度が100℃近くなることも珍しくなく、高温に耐性を持った自動車部品でもやはり膨張・収縮をするといいます。

これにより、ボディ側や樹脂部品同士の接合部分に隙間が生じ、そこが走行中に振動してビビリ音が発生することがあるのです。また、堅いサスペンションのクルマは、路面からの衝撃が車内に伝わりやすく、その結果、部品が緩んでしまうことがあります。

例えばナットが徐々に緩んで、その付属部品であるワッシャーがカタカタ音を出していることもあります。また、隠れたハーネス同士が擦れ合って音を出していたり、後付けした自動車用品が音を出していることもあります。

驚きなのは、ダッシュボードの裏に入った昆虫の死骸が音の原因だった…などという例もあるそうです。僕の場合は、シートレールとカーペットの隙間に硬貨が落ちてしまい、ずっとカタカタ鳴っていることがありました。

音の原因は様々で、プロでも原因を突き止められない場合があります。また、車内に要因があると思っていたら、構造部品の取り付けや部品自体に問題があるという場合もあり、プロに頼まないと解決できないというケースもあります。

解消はまず「現状」に戻すことから
買い物 ドライブ

音の要因を探すのに、まず大事なことがあります。部品同士の擦れや緩みという場合もありますが、まずは「変化」を疑うべきです。例えば、最近何か車内に新しいパーツを付けた、何かを載せた、パーツを交換したという「変化」です。

もし直近に何か車内を変えた場合は、音の原因はそれだったりすることがほとんどです。その場合は、まずそれを元に戻す作業から始めましょう。元に戻して音が出なくなった場合は、それが要因ということになります。装着を止める必要があります。

自動車用品店などでオーディオを装着して、中から音が出るということはよく聞きます。ハーネス同士が当たっていたり、パネルなどがきちんとハマっていなかったり…。ハーネスの擦れは、シリコンオイルを吹いたり、クッションを挟むことで解消できます。

パネルも接合の凹凸にシリコンオイルを少し吹いて、再度はめ直すと音が出なくなるはずです。

もしそうした取り付けなどをしていない場合は、積んでいる荷物がどこかに当たっていて音が出ていることもありますので、すべての荷物を車外に降ろしてみましょう。センターコンソールボックスやグローブボックス、荷室アンダーフロアボックスの中も、すべて空にします。

これで解消することも少なくありません。

パーツが熱変形して音が出ている場合は?
運転 ダッシュボード

パーツが熱変形して音が出ている場合、特にダッシュボートの場合は、フロントインドウとダッシュボードの間に緩衝材を入れることで解消することがあります。緩衝材は自動車用品店で販売されています。

ただ、それを購入する前に、まずは拳で音のする付近をガツンと叩いてみましょう。それで解消してしまうこともあります。

ドライブ

中には、自分で解消できないような音もあります。クルマサイドインドウを固定するパーツが緩んで音が出ていた…ということがありました。こうした対策は素人には難しいため、販売店や修理工場に持ち込むのが得策です。

音が出て気になる場合は、まず音がどこから出ているのかだけでも突き止められると、解消方法が見つかりやすいと言えます。家族や友人など、別な人に運転してもらい、音に耳を近づけてどこから出ているのかを探ります。出ている場所が予め分かっていると、プロも対処しやすいようです。

ただ、中にはプロでもどうにもならないようなビビリ音というのもあるようで、音源を探る特殊な装置を使って探すというケースも。ただ、音には要因が必ずあるので、時間がかかっても根気よく探して対策を練るのが大切です。

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