中村守里(ラストアイドル/LoveCocchi)が、「制服美少女情景図鑑」(玄光社)の発売を記念して、11月3日に東京・書泉グランデでサイン本お渡し会を開催した。
本作はグラビアフォトグラファーのアライテツヤが、中村の他、畑芽育、竹内詩乃、出口夏希ら次世代女優として期待される美少女4人をモデルに「夏」のワンシーンを演出した一冊。
教室、通学、部活、橋、屋上などのシチュエーションで、制服美少女たちの日常動作を多彩なアングルから背景ごと捉えた「情景ポーズ集」となっている。
イベント終了後、中村に単独インタビューをして、撮影の思い出やこれからの目標などを聞いた。
■ 素な感じのままで、飾らずに撮影できました
――8月初旬に埼玉・飯能で撮影されたそうですね。
すごく暑かったです。制服も長袖のシャツだったんですよ。でも、涼しい顔をしながら、暑さを感じさせない表情をしてました(笑)。個人的には寒いよりは暑い方が全然好きですけど。
――古民家を使った撮影はどうでしたか?
おばあちゃんの家みたいで落ち着きました。結構素な感じのままで、飾らずに撮影できましたね。ナチュラルな感じで撮っていただけました。
――普段の自分とここは違うなというところは?
表紙に載ってるみたいな大きなヘッドホンは付けないですね(笑)。音楽を聞くこと自体は好きですけど。あとは本には載っていないですけど、ホースで水をまいたのが初めての経験だったので楽しかったです。
――外に出ての撮影は制服も変わって、室内とはちょっと違った雰囲気ですね。
幻想的な写真だなって思います。しゃぼん玉を吹いてる写真とか…きれいに吹くのが難しかったですけど(笑)。川に入って撮影したときは、水が冷たくて気持ちよかったです。
――こんなふうに自然に触れる機会は?
あまりないですね。東京に住んでるとなかなか。こんなに緑がある風景は新鮮でした。いろんな写真を撮っていただいて、濃い一日になりました。
――部屋で本を読んでいるカットもありますが、普段から読書はしますか?
本を読むのは好きです。今は松井玲奈さんの短編小説集「カモフラージュ」を読んでいます。まだ途中までなんですけど、どの作品も好きですね。ワード選びのセンスがすごいなって思います。
――自分でも書いてみたいなと思ったり?
書くことは好きですけど、得意ではないです(笑)。
――「制服美少女情景図鑑」は、物語を想像できるようなさまざまなシチュエーションで撮影された一冊ということで、冒頭にはそんな物語も書いていただいていますね。
読みました! すごく良かったです。はかない感じに表現されてて。可憐な感じというか。個人的に「はかない」っていう言葉が好きなのでうれしかったです。
――撮影中は、はかない雰囲気を出そうと狙っていたり?
いやいや、狙ってはいなかったですけど(笑)。はかないイメージになったのは、きっとしゃぼん玉のおかげですよ。すぐ消えて、はかないじゃないですか。
――イベントにはたくさんのファンの方が集まりましたね。
いつも応援してくださっている方の他にも、少しずつ初めましての方も増えてきていて「会えるのを楽しみにしてました」って言っていただけました。「制服似合うね。写真で見るのも楽しみにしてます」って言っていただけたのもうれしかったです。
■ 高校卒業のタイミングくらいでソロ写真集を出したいです
――今はラストアイドルとして活動中ですが、レギュラー番組の「ラストアイドル〜ラスアイ、よろしく!〜」(毎週水曜夜1:56-2:21ほか、テレビ朝日系)は、曜日もMCも変わって新たにスタートしました。
コスプレをテーマにして頑張っています。MCの霜降り明星さんは、お二人とも優しいし面白いです。
――おぎやはぎさんは厳しかった?(笑)
ちょっと毒はありましたけど、それも楽しかったです(笑)。
――大人数のグループの中では、どんな存在ですか?
一緒にいると落ち着くって言われます。人見知りなので最初は慣れなかったですけど、今ではみんな仲良くて誰とでもよく話します。
――映画にも出演されるようですね。
「アルプススタンドのはしの方」(2020年春公開予定)という映画です。野球のルールも知らない4人の高校生が野球部の試合を見に行くお話で、私はおとなしくて成績優秀な役を演じてます。最初はみんなに溶けこめない役なんですけど、そんな子が終盤にかけて、だんだん変わっていくところを見てほしいです。
――まだ少し早いですが、2019年の振り返りと、2020年の目標を聞かせてください。
気付いたら11月で、今年は早かったですね。中でも今回の本の撮影をさせていただけたのはうれしかったです。ラストアイドルもレッスンはいろいろ大変でしたけど、みんなで乗り越えて念願の「ミュージックステーション」(毎週金曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)にも出演できたので、来年ももっと頑張りたいです。
個人としても、女優の仕事をもっとたくさんできるように成長したいですね。目標としては、連ドラに出たいです。今しかできないような、今だからこそできるような高校生役とか。今はおとなしめの役が多いですけど、はじけた役もやってイメージを破ってみたいです。
――いつかはソロ写真集も?
出したいですね。高校卒業とか、節目のタイミングで出せたらいいなっていうのが目標です。(ザテレビジョン・取材・文=青木孝司)
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