5日放送の『モーニングショー』(テレビ朝日系)で、女性天皇・女系天皇の是非に関する議論が繰り広げられ、視聴者から反響を集めている。

 議論の発端となったのは、自民党保守系の有志議員らが先月23日、男系の伝統を維持するために旧宮家の皇籍復帰を可能とする特例法の制定が望ましいという提言をまとめたこと。スタジオには明治天皇の玄孫で、作家の竹田恒泰氏が出演し、同局の玉川徹氏や弁護士の菅野朋子氏、ジャーナリストの青木理氏と議論を繰り広げていたが、その中で竹田氏は一貫して、前例がない女系天皇の誕生に異を唱え、それを防ぐために旧宮家を復活させることが望ましいとし、その理由について、「女系天皇を認める人と認めない人で国民の意見が割れてしまう」「女性天皇になると政治的に利用される恐れがある」と話していた。

 これに玉川氏らは反対の姿勢を見せ、差別に当たるのでは、と反論。また、菅野氏は「女性・女系(天皇)を認めないってことが、どれだけ女性にとって苦痛か……。それは、女性が天皇になれないだけではなくて、女性が男を生まなきゃいけない、それを強いられることになる」「男の子を生まなければ(皇后が)認められないってことを突き付けられる」と、女性蔑視につながると懸念していた。

 しかし、竹田氏は「それを言うのであれば天皇の全否定なわけですよ。特定の男性だけが天皇になるという行為ですから。天皇というものの差別というならばわかるんですけど、それを認めておきながら、女性差別だけを持ち込むのはバランスを欠いている」と、天皇制の中に女性差別があると認めた場合、そもそも天皇家に生まれた人のみに皇位継承権が認められるという制度そのものが差別に当たると指摘。竹田氏が「女性差別と容認しないで天皇差別だけを容認するのは原理的に間違っています」と反論すると、菅野氏は「まあ、そこは反論しません……」と引き下がっていた。

 その後も議論は続いていたが、この一幕に視聴者からは、「そもそもコメンテーターたちが女性天皇と女系天皇の違いを理解してないのでは?」「女性天皇を認めないなんて一言も言ってないのに女性差別とか持ち出してコメンテーターたちの言ってることが変」といった声や、「コメンテーターが感情的になって煽るように笑ったりする中、理路整然としててよかった」と竹田氏を称賛する声が集まっていた。

 さまざまな意見が出ていたが、果たして今後、女性天皇・女系天皇について世論はどう動いていくのだろうか――。

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