ユベントスポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがロコモティフ・モスクワ戦での途中交代の際にマウリツィオ・サッリ監督に対して不満を示した。

ユベントスは6日、チャンピオンズリーグ(CL)グループD第4節でロコモティフ・モスクワとのアウェイ戦に臨み、2-1で辛勝した。

この試合、勝利で決勝トーナメント進出が決定するユベントスは、開始3分にウェールズ代表MFアーロンラムジーのゴールで幸先良く先制に成功。だが、12分にMFアレクセイミランチェクにゴールを決められると、以降は一進一退の攻防に。

それでも、試合終了間際の93分にFWドグラス・コスタが劇的勝ち越しゴールを奪うと、DFレオナルド・ボヌッチの好守などもあってそのまま逃げ切り、苦しみながらも敵地で2-1の勝利を手にした。

目標とする決勝トーナメント進出を果たした一方、同試合で物議を醸したのが、82分にアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラとの交代でベンチに下がった際のC・ロナウドの振る舞い。同選手は交代時テクニカルエリアのサッリ監督に軽く身体をぶつけると共に握手を行わず、短い言葉で不満を示すと、そのままベンチに下がっていた。

以前にもC・ロナウドは自身のパフォーマンス、交代に納得がいかない際、同様の振る舞いを見せてきたこともあり大ごとにはならないが、試合後に一連の出来事に関して質問を受けたサッリ監督は交代理由に関して言及。同選手のコンディションを考慮したうえでの交代だったことを明かしている。同監督がイタリアスカイ・スポルト』で語っている。

ロナウドは現時点で最高の状態とは言えない。ここ数日間、ヒザに問題を抱えており、その影響が内転筋への負荷を増大させている」

「彼は自身のコンディションに問題を感じており、ハーフタイムの時点でかなりいら立っていた。スプリントの場面でも個人的によくないように見えていた。そして、ケガの可能性も考慮し、ベンチに下げることがベストだと判断した」

また、サッリ監督は辛勝と言っていい内容となった試合全体に関しては以下のように振り返っている。

「最高のパフォーマンスのひとつというわけにはいかなかった」

「我々は相手のカウンターに対してあまりに寛容過ぎた。前半はあまりにオープンな展開になり、簡単にボールを失い過ぎていた」

「それでも、プレーヤーたちは良いキャラクターを示してくれた。彼らはどんな犠牲を払ってでも勝利を望み、ゴンサロ・イグアインドグラス・コスタの魔法によってそれを成し遂げた」

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