(画像:粉砕工程前の焼鈍されたネオジム磁石

オーストラリアは、石炭、天然ガス、など豊富な天然資源に恵まれた世界有数の資源大国です。
オーストラリア政府は、これらの資源を活用することの重要性を認識しており、資源およびエネルギー分野をオーストラリア経済において極めて重要な産業と位置づけています。

しかし、これらの資源を効果的に活用するには、適切な投資と適切な政策という2つの条件が必要です。

豪州の鉄鉱石や、 LNGに関する大規模プロジェクトは、 日本からの直接投資と、 長期的な引き取り保証によってはじめて可能となりました。 これにより、 豪州の輸出産業は大いに発展致しました。オーストラリアにとって日本は世界第二位の直接投資国であり、 資源・エネルギー分野を中心とした日本からの直接投資は925億ドル(2017年)*です。また、鉄鉱石、 石炭、 天然ガスに関しては、 オーストラリアは日本にとっての最大の供給国の一つです。
オーストラリア大使館商務部では、2019年10月、各州政府及び準州政府(クイーンズランド州、西オーストラリ州、南オーストラリア州、タスマニア州、北部準州)、地球科学機構 (GeoScience Australia) 、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と協力し、セミナーを開催しました。

セミナーでは、各州政府が卑金属、クリティカルミネラルに焦点を当て、地質学的特徴、鉱業政策の現状、探査および開発戦略に関するプレゼンテーションを行いました。また、特に日本の関心が高い鉱物資源(電池用鉱物、コバルト、希土類元素等)を対象に、探鉱プロジェクトや技術開発の現状を紹介し、オーストラリアの鉱物資源分野における投資機会の最新情報を提供しました。

当セミナーでプレゼンテーションを行った地球科学機構と各州政府の代表団は、中国、韓国でも同様のプレゼンテーション、ポテンシャルパートナーの訪問を行っており、対豪投資の機会拡大に取り組んでいます。
豊富で多様な鉱物、エネルギー資源、洗練されたテクノロジーとサービスの保有国であることに加え、アジアの成長市場への利便性によりオーストラリアは資源・エネルギー分野で幅広い投資機会を提供できる数少ない経済安定国です。オーストラリア大使館商務部は、今後も日豪の貿易促進および投資機会の拡大に取り組み、豪州の資源・エネルギー分野の産業情報を発信していきます。

*Trade and Investment at a Glance 2019, Department of Foreign Affairs and Trade: https://dfat.gov.au/about-us/publications/trade-investment/trade-at-a-glance/trade-investment-at-a-glance-2019/

(C)Australian Trade and Investment Comission. 画像は当記事の転用以外の目的では使用はできません。

配信元企業:オーストラリア大使館 商務部

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