「まほうのことばで たのしいなかまが ポポポポ~ン」――すっかりおなじみとなったこのフレーズ。ACジャパンのテレビCM「あいさつの魔法。」で使われている曲の一節だ。耳に残るメロディーとキャッチーなフレーズ、愛らしいキャラクターたちが全国的に話題となった。同CMはインターネット上でも大きな反響があり、ニコニコ動画でも同CMにインスパイアされた別のキャラクターが多数生まれるなど、人気を博した。 そこで、キャラクターたちの生みの親である北海道在住のイラストレーターのyukkyさんに「あいさつの魔法。」にまつわる話を聞いてみた。
「あいさつの魔法。」はACジャパンにより2010年7月から放映されているテレビCM。ウサギやライオンなどのユニークなキャラクターたちが登場する。挨拶をするたびに友だちが増えていく様子を、歌とアニメーションで表現。挨拶をすることの楽しさを子どもたちに伝えるため制作された。東日本大震災の影響により多くの企業がCM放映を自粛したことに伴い民放各社が同CMに差し替え。繰り返し放送されることにより全国で注目を浴びることになった。
「あいさつの魔法。」はインターネットでも大きな話題になった。特にニコニコ動画では、CM中に登場するキャラクターにインスパイアされた別のキャラクターたちが次々と登場。そこで、ニコニコ動画では同CMに登場するキャラクターたちの生みの親であるイラストレーターのyukkyさんに取材を依頼。しかし、ACジャパンによると、「個人的プロモーションと結びつく懸念があるために個別取材に応じることは難しい」とのことで、ACジャパンを通して文書の回答となった。
yukkyさんはキャラクターを生み出したときの気持ちについて、
「第一にはお客様にクスっと笑って『いいねぇ~』と言って頂ける事です。そして子供が興味をもってくれたらなぁと思いました」
と答えてくれた。動画中には「ありがとウサギ」や「さよなライオン」をはじめとした、全12種類の個性的なキャラクターが登場するが、一番お気に入りのキャラクターについては、
「いってきまスカンクです。ピンクのモヒカンでオッケーを頂けたのがすごく嬉しかったです」
という。また、同CMが全国的に有名になったことで、
「音沙汰の無かった友達から連絡が来た。今まで私の事を知らなかったお客様が興味を持ってくださった事が大きいです」
と周囲の環境の変化があったとも。さらに、ニコニコ動画を「楽しく見ています」と語るyukkyさんは、
「ニコニコ動画には面白いもの、為になるもの、泣けるものがあって、思いっきり大爆笑したり、本気で号泣したりしてしまいました。これからもとても楽しみにしています」
と「ニコニコ動画」について語ってくれた。
◇関連サイト
・ACジャパン - 公式サイト
http://www.ad-c.or.jp/index.html
(三好尚紀)
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