前節はバイエルンが早々に退場者を出したことも響き、フランクフルトに5失点大敗を喫した。この惨敗を受け、クラブはコバチ監督を電撃解任している。そしてドルトムントヴォルフスブルクとの上位対決を快勝し、2位に浮上。また、ボルシアMGレバークーゼンに勝利し、首位をキープした。迎える第11節、バイエルンドルトムントによるデア・クラシカーが開催される。

フランクフルトに屈辱的な大敗を喫したバイエルン(勝ち点18)は、4位に後退。とはいえ、首位ボルシアMGとは4ポイント差と、まだまだ射程圏内なだけに意外な監督解任となった。昨季2冠を成し遂げたコバチ監督を早々に見切った中、水曜に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のオリンピアコス戦では暫定監督の下、2-0と勝利し決勝トーナメント進出を決めた。ブンデスリーガとここまでのCL全試合でゴールを挙げている絶好調をキープするFWレヴァンドフスキが古巣相手のビッグマッチでもゴールを奪えるか。

一方、MFトルガン・アザールの移籍後初弾などでヴォルフスブルクに3-0と快勝したドルトムントは、バイエルンと1ポイント差の2位に浮上。そして火曜に行われたCLのインテル戦では2点を追う苦しい試合展開となった中、DFハキミの2発など後半の3ゴールで3-2と逆転勝利を飾ってみせた。決勝トーナメント進出に近づいたチームは、勢いを持ってデア・クラシカーに臨める状態だ。意外性ある得点力を発揮しているハキミにこの大一番でも注目したい。

そして、前節フライブルク戦で先発に復帰し、先制点をアシストしたFW大迫の12位ブレーメン(勝ち点11)は、首位ボルシアMG(勝ち点22)とのアウェイ戦に臨む。フライブルク戦では3トップの中央でうまくボールを引き出し、シュートシーンも演出した大迫。順調な復帰を見せたが、チームは試合終了間際に被弾して勝利を逃し、5試合連続ドローとなっているだけに、首位チームが相手となるが勝利が欲しいところだ。

DF長谷部とMF鎌田をベンチスタートとした中、バイエルンを粉砕した7位フランクフルト(勝ち点17)は、5位と好スタートを切ったフライブルク(勝ち点18)とのアウェイ戦に臨む。木曜に行われたヨーロッパリーグではスタンダール・リエージュを相手にラストプレー被弾で1-2と競り負けてしまった。最後の失点に絡んでしまった長谷部としては、フライブルク戦で取り戻したいところだ。

ブンデスリーガ第11節
▽11/8(金)
《28:30》
ケルン vs ホッフェンハイム

▽11/9(土)
23:30
パーダーボルン vs アウグスブルク
マインツ vs ウニオン・ベルリン
ヘルタ・ベルリン vs ライプツィヒ
シャルケ vs デュッセルドルフ
《26:30》
バイエルン vs ドルトムント

▽11/10(日)
《21:30》
ボルシアMG vs ブレーメン
23:30
ヴォルフスブルク vs レバークーゼン
《26:00》
フライブルク vs フランクフルト

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