今年のInterBEEも、例年以上にNewTek社によって開発されたNDI対応製品が見どころだ。NDI(ネットワークデバイスインターフェイス)とは、ネットワークを介したライブ中継映像用の新しいオープン標準規格。NDIのパートナーは増えており、展示会場内だけでもかなりの展示がある。その中から注目のNDI対応製品を展示するブースをピックアップしたので、見て回ってはいかがだろうか。

01 三信電気/LiveU Ltd.[#8215]

■出展予定製品

LiveUは携帯回線(LTE)を複数束ねることにより、光回線等のインターネット環境のない屋外からでもフルHD、4Kの映像を安定して送ることができる映像伝送ソリューション。受信機は最大4chの映像を受信することが可能で、受信した映像をNDIにより1本のLANケーブルでTriCasterなどの対応機器に送ることが可能。

InterBEE 2019では話題の5Gへの対応やTallyライトの搭載など、フィールドでより活躍できる新機能を備えたLiveUの多様なソリューションを体験できるコーナーを多数用意されているので、足を運んでみてはいかがだろうか。

02 NIXUS 北海道日興通信[#7309]

■出展予定製品

TELOP BOX」(テロップボックス)は、簡単テロップシステム。数多くの地上波放送局で使用されているNIXUSのテロップシステムが、NDI連携を実現。高品質CGでライブ配信を演出する。放送に必要な作画、スケジュール、送出のソフトが全て揃ったオールインワンパッケージ

Nixuscelio」(ニクサスセリオ)は、Excel送出リアルタイムCGシステムNixuscelioは、専用の送出ソフトが必要な従来のテロップシステムとは違い、いつも使っているExcelデータの入力からオンエア操作まで行うことができる。表計算ソフトMicrosoft Excelシートがそのままオンエア操作画面になる。迫力あるテロップのオンエアが手軽かつリーズナブルに実現可能。

「S-PORTER」(エスポーター)は、プロ仕様のスポーツオンエアシステム地上波局様のスポーツ中継でも使用されているシステムがNDIにも対応。競技ごとにカスタマイズされ特化した機能を多数揃えている。導入後に別の競技を追加することも容易に実現できる。4K/8Kにも対応済み。

様々な運用環境に適応し、ハードウェアも常設型から持ち運びやすい可搬型まで用意されている。また、送出環境も柔軟で多彩な構成が可能。タグメンテナンスを使って出したいデータの関連付けや、作画ソフトを使いデザインの変更もユーザー側でも行うことができる。

03 アスク/ディストーム[#7204]

■出展予定製品

アスク/ディストーム・ブースでは、女性eSportsプロチーム「Creatives」に人気バトルロイヤルゲームApex Legends」を実演し、NewTek社のNDI対応VMC1で配信用の映像を制作するデモを行う。

また、今年9月に行われたIBC 2019にて注目を浴びたNewTek社および他社のNDI対応の新製品を展示・紹介する。

NewTek社からは、NDI対応で大容量収録可能なリモートネットワークストレージ「NRS」。BridDog社からは、NDIコンバーターと4K対応PTZカメラ、3D Storm社からは、NDIから様々なビデオフォーマットへの変換ソフトウェアLiveMediaServer NDI」、SimplyLive社からは、マルチオペレーションや4K映像入力に対応したスローリプレイシステム「ViBOX SloMo」などの展示を予定している。

04 ブレーンズ・システム[#7204](アスク/ディストーム内に出展)

■出展予定製品

ライブプロダクションシステム「TriCaster TC410 Plus」と複数のPTZカメラやショルダーカメラをNDIにて接続。さらにCGテロッパーやマルチチャンネルレコーダー、PTZカメラコントローラーもNDIのみで接続する。従来のSDIHDMIケーブルシリアルケーブルを使用しない近未来型のIP映像制作ワークフローが特に注目だという。

05 日本デジタル・プロセシング・システムズ[#7004]

■出展予定製品

Magewell社が開発した「Magewell Pro Convert製品ファミリー」は、従来からのビデオ信号環境とNDIベース環境との橋渡しとなるカメラマウント対応のNDIコンバータデバイス。NewTek社のNDIベースプロダクション設備へ、ビデオ信号を取り込む際に役立つ。

製品ファミリー全体の特長としては、低遅延かつ真のプラグアンドプレイ、入力フォーマットの自動検出、DHCPネットワーク設定を備えている。同製品ファミリーには、現在のところHD/4K、ビデオto NDI、NDI toビデオといった様々なワークフローに対応する8つの製品モデルがある。たとえば「Pro Convert HDMI 4KPlus」では、HDMI 2.0信号を全帯域幅のNDIストリーム(最大 4K60P 4:4:4)に変換可能。

MediaDSは、NewTek 社で培われたライブプロダクションテクノロジーと、パワフル、かつ実績のあるWowza Streaming Engineを統合したリアルタイムメディアエンコディング&ライブストリームビデオ配信プラットフォーム。包括的で容易なエンタープライズレベルの配備とスタンドアロンの伝送ワークフローを兼ね備えた、ハードウェアソフトウェアを完全に統合したソリューション。

プロデューサー視聴者の間に直接のリンクを確立することで、ユーザーが自分のマルチチャネルコンテンツネットワークを立ち上げることも可能にし、制作物やプレゼンテーション、ライブイベントを誰でも、どこからでも、あらゆるデバイスで、制御ルームやスタジオプロダクションから直接見ることができるようになる。

06 フォトロン[#6403]

■出展予定製品

2019年新たにNewTek、NDIが加わった「Vizrt Group」。高品質なバーチャルシステムリアルタイムグラフィックスシステムとして国内外の多くの放送局に導入されているVizrtシステムは、SDIはもちろんNDIにも対応。放送局だけでなく、eスポーツや配信マーケットなど、「Vizrt」の高品質なグラフィックスをNDIベースでよりリーズナブルにシステム構築することが可能。

07 ソニー/ソニーイメージングプロダクツ&ソリューションズ/ソニービジネスソリューション[#6113]

■出展予定製品

新発売の4Kリモートカメラ「BRC-X400」は、コンパクトな筐体で水平画角約70°の広角撮影に対応。ライブイベントスポーツスタジオなど、さまざまな用途に使用できる。外部同期、タリーランプPoE+に対応しているほか、ソニーリモートカメラとして初めてNDI|HXにも対応した。

※NewTek社からNDI|HX Upgradeの購入が必要

08 ソリトンシステムズ[#5301]

■出展予定製品

複数のモバイル回線を束ねて、安定した高画質映像をライブ中継行う製品。送信機の映像を受信するSTC HDView/HDView SingleはHD-SDI/HDMIで出力しつつ、同時にNDIでも出力することでTriCasterシリーズとシームレスに連携する。

09 INTER BEE IP PAVILION[#3205]

■出展予定製品

SMPTE ST 2110環境をコアとするIPワークフローにおいて、すべてをSMPTE ST 2110環境で整えるには大きな投資が必要となる。NC1 Studio I/O IPモジュールを利用し、NDIワークフローを組み合わせることで、コストを大幅に抑えたネットワークインフラモニタリング環境を構築することができる。

10 パナソニック/パナソニック システムソリューションズジャパン[#2514]

■出展予定製品

NDI|HX対応4K/HDインテグレ―テッドカメラシリーズをはじめ、業界初のNDI|HX対応カムコーダー「AG-CX350」、同社初のNDI対応スイッチャー「AV-HLC100」まで、撮る/創る/出力するをトータルで展示。

また、IPかつNDI|HXの高圧縮技術を活かし、福岡/東京の2拠点からのカメラ映像を伝送。InterBEE会場の「AV-HLC100」でスイッチングを行うNDIリモートプロダクション株式会社サイバーエージェントの協力により実演。


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