双子(bee32/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

10月下旬、ベビーカーに双子を乗せた女性が、名古屋市営バスの運転手から乗車を拒否されるトラブルが発生した。しらべぇ取材班は、名古屋市交通局などから詳しい話を聞いた。

■運転手が応答せず

横型のベビーカーに双子を乗せてバスに乗ろうとした女性は、運転手から「ベビーカーを中まで運べますか」と止められる。

双子を抱いてベビーカーを運ぶのは難しく、「常備されている車いすスロープを使いたい」と求めたが、運転手は応答しなかった。女性は乗車を諦め、所用先の区役所まで片道約40分を歩くことに。

こうした経緯をつづったツイートが拡散され、名古屋市交通局も7日に認知。事実関係の調査を開始した。

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■2人分のスペースのみ

市交通局によると、2013年10月から、大型バスで横型の双子用ベビーカーに子供を乗せたままの乗車を認めている。だが、大型バスには、ベビーカーや車椅子スペースは2人分しかない。埋まった場合、折りたたんでの乗車を乗客に呼びかけている。

中・小型バスではベビーカーから子供を降ろし、折りたたんで乗るように求めている。また、ベビーカーでの乗降の際は乗務員も協力するとしている。

■全運転手に周知

市交通局は取材に対して、

「女性からの直接の聞き取りは出来ておらず、現時点ではどの運転手なのかはわかっていない。調査を引き続き実施し、事実関係の特定を行う。このような行為が行われていたとすれば、大変申し訳ない。この件を受け、全乗務員にこういったことがないように、既に周知した」

と話した。バス事業の監督者でもある愛知運輸支局は、

「これまで運輸局に、市バスに対するクレームがないわけではない。乗車拒否は法律で禁じられており、その除外事項も明記されている。法律違反があれば、指導を行うことになる。

こういった件は、乗客からの通報、事業者からの報告、事業者への監査、そして報道などで実態を把握している」

コメントしている。

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(文/しらべぇ編集部・おのっち

名古屋市バスでベビーカーの女性を乗車拒否か 乗車諦め40分歩くことに