子どものころ、父親のスネ夫的行動が苦手だった娘が、成長するにつれてその意味やしんどさを理解したという漫画が「刺さる」と話題です。作者はよこせさん。

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 小さいころ、父親の会社の人と行くバーベキューが嫌いだった主人公女の子。いつもは「自分のことは自分でしなさい」と言う父親が、会社の偉い人にお酒をついで回っていたことが、まるでジャイアンの機嫌を取ってばかりのスネ夫のように感じたから。

 でも、高校生になった主人公は「けっこうスネ夫」のポジションにいました。彼女の友達の“ジャイアン”は偉そうで好きじゃないところもたくさんあるけれど、美人で人気者で一緒にいるといいこともあります。だから一緒に写真を撮ったり、友達の冗談に笑ったりと合わせています。そんな今なら、「スネ夫もそんなにわるくない」ことが分かると主人公は思っています。

 時は過ぎて、卒業式の日。ジャイアンな友達が涙ながらに「あんたみたいに気の合うヤツとはもう会えないんだろうってさ」と別れを惜しむのを聞いて、驚く主人公。「そんなことないよ」「私全部テキトーに頷いてただけだもん」と心の中で友達の言葉を否定します。

 打算で付き合っていた自分と、親友だと思ってくれていた友達の温度差を知った主人公スネ夫のように生きることはそんなにラクじゃないと分かったと、父親に少し理解を示すのでした。

 小さいころはイヤだった父親の立ち回りを、年を重ねてその理由や必要性を理解するようになった主人公。反面、相手との温度差を知り、スネ夫でいることのしんどさも感じるようになりました。うまく人間関係を保とうと、みんないろいろな思いを持っていろいろな顔をしていて、そこにはメリットもあればしんどいこともあるのでしょう。

 読者からは「気付けば、きっと誰もがスネ夫ジャイアンなとこあると思いますが、自覚するのは難しいですよね」「『社会で生きる』と言うのは、多かれ少なかれこういう事があるという事。子供目線では、格好が悪くて理解ができないものですよね」「打算からの友情って悪いもんじゃないよ。続ければそれは友情だし、その時終わりでは打算だし」などのコメントが寄せられています。

 よこせさんは隔週ペースTwitterに新作マンガを投稿しており、noteでは過去の漫画を読むことができます。

画像提供:よこせさん

父親のスネ夫的行動が苦手だったけれど……