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 Pixel 3 XL愛用者がPixel 4 XLを実際に触ってみた感想を述べてみる。筆者はPixel 3 XLを主にゲームを中心に普段使いをしている。普段使いを中心にゲームをしているわけではないことはご理解いただきたいところだ。

 趣味の一環でフルサイズデジタル一眼を所持していることから、普段使いで写真と動画撮影を行なうこともしばしばある。

 さてまずはサンプルが届いたので接続。私用のPixel 3 XLからPixel 4 XLへUSB Type-Cを使用してデータを移す。意外と簡単。今となっては懐かしい、ゲームボーイ時代の通信ケーブルを思い出す。今抜いたら、データケーブルの中に閉じ込められちゃうのかなといった気分になる。

 使用して約1週間ぐらいだが気に入ったところから挙げていこう。純粋なCPUメモリスペックアップ以外のところを抽出した。

ノッチがなくなり画面が見やすくなった!

 Pixel 3 XLを使用していて特別不満は無かったが、ゲームをする上で煩わしいものがある。それがノッチ(切り欠け)だ。ご存じかと思うが、ディスプレー上部にインカメラセンサーなどが搭載れた黒く凹んでいる部分だ。

 特にゲームをしている時には画面が切れているような感覚に陥り、100%の快適さはない。どうしても黒い部分に目がいってしまい没入感を失われる印象だ。

 LINEで通話が届く際は、拡大された相手のサムネイルの中央やや上部分が切れるので、妻の目がノッチで隠されるといった面白ファインプレーもあった。

© 2017 Supercell Oy

 横持ち操作のゲームでは大抵左下に移動操作用のスティックボタンが配置されているので、ノッチ側も毎回右側にする必要もない。無論右側にするとスキルボタン付近にノッチが来るのでそれはそれで邪魔である。

 ディスプレーも18:9から19:9へと比率が進化。また、画面のリフレッシュレートが90Hzとなる「スムーズディスプレイ」の導入によって、Pixel 3シリーズの60Hzよりも画面表示が滑らかになった。

 PCゲーマーからすると120Hzが当たり前の世の中になっており、筆者が使用しているのはメインデュアルともに240Hz駆動のディスプレーだ。しかしながらスマホで90Hzを確保されていると意外と快適なもので、Twitterやブラウジングのスクロールで比較的文字が見やすいのだ。

 ただ、既に他の機種で120Hz駆動のディスプレーを搭載したスマホが存在する。それどころか、240Hzのスマホまで発表されたのが直近である。

 排熱やバッテリーの問題はあるとは言え、このご時世であれば120Hzは欲しかったのが筆者のわがままだ。とはいえ普段使いだけで言えば、90Hzあればかなり快適なはず。まだ60Hzのスマホを使用している方は、ぜひ90Hzを試していただきたい。

暗所でも低ノイズカメラ

 Pixel 3 XLを長期間使用して感じるのは、カメラの性能の良さだ。暗所でも低ノイズで撮影をしてくれる他、他機種と比較して白飛びしにくい印象を受ける。例えば自撮りした背景にある空などもRAW現像したかのように綺麗に表現される。ポートレートモードでは手軽に背景をぼかすことが出来たり、ぼけ加減も簡単に調節できるなど「楽」の一言に尽きる

 一眼レフなどには敵わないものの、スマホでここまでのカメラ性能があれば十分だと思っていたが、それを更に超すPixel 4 XLだった。全体的なスペックアップがある恩恵で、カメラの起動も早くなっている。こちらをご覧いただきたい。

 同時間帯にカメラモードで撮影したもので、多少味付けがあるのは前者のPixel 3 XLという結果。一瞬のズレで雲が太陽光を遮り、色が変化したのかと思って何枚も撮影したが基本的にはこちらの写真と同じ傾向にあった。

 全体的にくっきり見え、階調のコントロールが丁寧になった印象を受けた。撮影時のカメラの滑らかさと撮影後の感触ではっきりとPixel 4 XLのほうが優位なのを実感した。トリミングしてもSNSなどに綺麗なままアップできるだろう。

 次に夜景モードも試してみた。

 こちらも同様にPixel 4 XLの写真のほうが深みがある。橋の下の水面、マンションと空の境目あたりを見れば一目瞭然だろう。夜景モードでも差がついた。

 今まででも高性能と思えた夜景モードレンズアップグレードされたことによって更にパワーアップした。デジタル一眼で三脚立ててシャッタースピード落として……ということを考えるとお手軽に綺麗に撮れるスマホは優秀だなと感じる。

顔認証は別次元の快適さ

 最後に顔認証だ。Pixel 3 XLは、指紋認証のみで顔認証は対応していなかった。指紋認証の精度もよく快適に使用していたが、顔認証は別次元だった。

 タブレットでは顔認証の端末を使用していて確かに快適だったが、スマホとなると快適さは別格。精度もよく、認証を終えすぐに操作に移れるストレスフリーな機能。無理やりネガティブな意見を言うならば、初回時の顔認証をする時、第三者から見られて恥ずかしかったぐらいだ。

 大きな進化! とまではいかないものの全体的なスペックアップが施され、Pixel 3 XLと比較して高級感のある落ち着いたフォルムにもなった。スピーカー周辺も高音域が出るようになり、曇った音からスッキリとした音へと進化している。

 使用しない大きな変化をされるより、使用する機能のアップグレードは実際うれしいもので、Pixel 4 XLの総合力は高いと1週間ばかりの使用で実感した。残念ながらジェスチャー機能の「Motion Sense」は来春を予定しているようなので、とにかく待ち遠しい。

「Pixel 4 XL」をゲームキャスター・岸大河がゲーマー目線でレビュー!