マジョルカ公式サイトのインタビューに登場「守るべきルールがあるのが非常にいい」

 マジョルカの日本代表MF久保建英は、自身初のリーガ・エスパニョーラ挑戦でここまで公式戦9試合に出場して1アシストをマーク。初ゴールが待ち望まれるなか、本人もクラブ公式サイトのインタビューで「早く点を取れれば楽になると思う。確実にチャンスで狙っていければいい」と語った。

 久保は今夏、J1リーグFC東京からスペインの名門レアル・マドリードへ完全移籍。プレシーズンはジネディーヌ・ジダン監督が指揮を執るトップチームとカスティージャ(レアルB/3部相当)を兼任しながら調整を続けていたが、開幕前に同じスペイン1部の昇格組であるマジョルカへの期限付き移籍を決断した。

9月1日の第3節バレンシア戦(0-2)で途中出場してリーグ戦デビューを果たし、同5節のヘタフェ戦(2-4)ではリーガアシストをマーク。翌6節のアトレチコ・マドリード戦(0-2)から2試合連続でスタメン起用されたものの、その後は再びベンチスタートとなり、2日の第12節バジャドリード戦(0-3)では5試合ぶりの先発出場となった。

 チームは12試合を消化して3勝2分7敗の17位を低迷しているが、久保自身は徐々にチームに適応できていると語る。

「最初は気候の違いだったり、いろんなことに戸惑いましたけど、今はチームメイトが良くしてくれているので適応できてきているかなと。加入当時よりも今はみんなが和気あいあいとしている印象はあります。けど、しっかりと規律があって守るべきルールがあるのが非常にいいところだと思います」

初ゴールに関しては「意識はしすぎずに確実にチャンスで狙っていければいい」と回答

 スタメン起用となった直近のバジャドリード戦について問われた久保は、「久々の先発だったので、気持ちを新たにというか、ここから長い時間出続けることも大事になってくると思うので、できるだけ先発で出られたらそれ以上のことはないのかなと思います」と回答。リーガ初ゴールが待ち望まれるが、「早く点を取れれば楽になると思うので、意識はしすぎずに確実にチャンスで狙っていければいい」と静かに意欲を口にした。

「今シーズンは、チームとしてまず残留して、それからどんどん勝ち点を重ねていって、上を目指していけたらいい。個人としてはいろんなところで新しい環境に身を置いているので、たくさんの成長をして結果も内容も突き詰めていけたらいいと思います」

 世界最高峰のリーガ・エスパニョーラで、日本が誇る18歳のレフティーはどのような成長曲線を描くのか。さらなる進化が期待される。(Football ZONE web編集部)

マジョルカMF久保建英がインタビューに答えた【写真:Getty Images】